「S.H.E」の版間の差分

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*ライブ版 [[S.H.E 2006移動城堡演唱會LIVE@H.K]](2006年7月13日香港紅磡體育館、CD:2006年12月22日、DVD:2007年1月26日)
 
*ライブ版 [[S.H.E 2006移動城堡演唱會LIVE@H.K]](2006年7月13日香港紅磡體育館、CD:2006年12月22日、DVD:2007年1月26日)
 
*10th [[Play]](2007年5月11日)
 
*10th [[Play]](2007年5月11日)
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*11th [[我的電台 FM S.H.E]](2008年9月25日)
  
 
===サントラその他参加アルバム===
 
===サントラその他参加アルバム===

2009年5月15日 (金) 11:20時点における最新版

S.H.E(エスエイチイー)は、台湾の女性3人組のグループ。任家萱(Selina)・田馥甄(Hebe)・陳嘉樺(Ella)の3人で構成されており、グループ名はこの3人の英語名の頭文字を組み合わせたものである。台湾ではトップクラスの人気を誇るのみならず、大陸・香港、シンガポール、マレーシアなどで人気がある。

略歴

結成

2000年、華研國際音樂(H.I.M)と中國電視公司(CTV)が合同で「宇宙2000實力美少女爭霸戰」を開催し、Selinaが優勝した。コンテスト後、華研は最後に残った7名の中からHebeとEllaを選び出した。当初、女子グループを作る計画はなかったため、3人は外見も個性も極めてそろっていなかったが、このような組み合わせはかえって新鮮であり、3人で1つの女子グループを結成することが決定した。当初は3人の折り合いはよくなく、会社は3人を宿舎に入れて同じ部屋で過ごさせた。こうして数か月経つと次第に仲良くなり、折り合いもよくなった。それと同時に、華研は3人の訓練を開始した。

2001年~2002年

ファーストアルバム「女生宿舍」のメイン曲「戀人未滿」(デスティニーズ・チャイルド(Destiny's Child)の「Brown Eyes」のカバー)は、3人を有名にした曲である。

最初のアルバムの売り上げが伸びたため、セカンドアルバム「青春株式會社」では、スウィートボックス(Sweetbox)の「Super Star」(原曲は「白鳥の湖」)をカバーして施人誠の歌詞をつけた「Remember」をメイン曲とした。このアルバムは全アジアで100万枚の売り上げを果たした。

この時期、当時18歳のHebeの声は比較的幼く、Selinaの柔らかい声と区別できないことがある。

サードアルバム「美麗新世界」は、ダンス曲やR&Bのほかに、初めてラップやテクノ色の濃い曲を組み込み、音楽的バリエーションが広がった。歌唱力は成熟度を増している。S.H.Eはこの年、台湾第14回金曲奨において最優秀重唱グループの栄冠を勝ち取った。

2003年

2003年初めにベスト+新曲「Together 新歌+精選」が発行された。

さらに、第5アルバム「Super Star」ではさらに楽曲は深みを見せた。スウィートボックスのプロデューサーGEOは3人のアジアでの人気のほどを知り、台湾・ドイツ両国での合作として、S.H.Eのために「Super Star」という曲を作ったのである。これはアルバムタイトルにもなり、S.H.Eの名声をさらに高めることとなった。なお、この「Super Star」は、スウィートボックスが「Chyna Girl」のタイトルでセルフカバーしている(よく誤解されているが、Chyna GirlのカバーがSuper Starなのではない)。

この時期にEllaがケガをしたが、S.H.Eのアルバム発売計画に変更はなく、「Super Star」の宣伝はSelina、Hebeが当たることとなった。これは全アジアで200万枚の成績を収めた。

3人の声が成熟するにつれて、それぞれの区別も明確となった。Selinaは中音、Hebeは高音、Ellaは低音である。3人の音域は異なるが、高中低の声の組み合わせから重層的なイメージが生まれるようになった。後年、さらに音域は変化を見せ、Hebeは高音だが感情と浸透力を高め、低音で歌うときにも雰囲気を出すようになっている。Selinaはセクシーかつ柔和な声だが力強さを高めている。Ellaの音域は高まり続け、コンサートではHebeがアルバムで出していた高音も歌えるようになっている。

2004年

第6アルバム「奇幻旅程」が2004年始めに出るとともに、ケガをしていたEllaが復帰することとなった。このアルバムも以前の風格を見せている。特にメイン曲「波斯貓」はクラシック「ペルシャの市場にて」を電子音楽と融合させた中東風ダンスミュージックである。

このアルバムから半年後、S.H.Eファースト世界巡迴コンサートツアー「S.H.E奇幻樂園演唱會」が開かれた。S.H.Eはさらに発声・ダンス・肺活量の集中訓練を受けた。

年末にはアルバム「Encore 安可」が発行された。メイン曲「候鳥」ではS.H.Eの訓練成果が発揮されており、コーラス・音域・音感が大々的に進歩している。

2005年~

2005年末、第8アルバム「不想長大」が1年ぶりに発行された。アルバムと同名のメイン曲「不想長大」はモーツァルト第40交響曲のメロディを取り入れたものである。このアルバムも評価は高く、S.H.Eは5年連続で金曲獎を受賞した。

2006年、ベスト+新曲アルバム「Forever 新歌+精選」発売前にS.H.Eは世界巡迴ツアー「S.H.E移動城堡演唱會」を開始した。デビュー5周年、9枚のアルバムと2回の世界コンサートツアーで、3人の歌唱力と表現力はさらに高まっていった。

2007年5月、S.H.Eは全新曲の第10アルバム「Play」を発行した。メイン曲『中國話』はこれまでのメイン曲とは大きく異なり、中国で最も伝統的なラップ、すなわち早口言葉を取り入れた。しかし、この曲は中国に媚びるものではないかという政治的議論を呼び起こした。その他、本来の早口言葉で「扁擔長,板凳寬」というべきところを「扁擔寬,板凳長」としていることも論議を呼んだ。

メンバー

  • 任家萱(Selina セリナ)
  • 田馥甄(Hebe ヒビ)
  • 陳嘉樺(Ella エラ)

ディスコグラフィ

サントラその他参加アルバム

  • 薔薇之戀サントラ(2003年6月)
  • 真命天女サントラ(2005年9月28日)
  • 天外飛仙サントラ(2006年2月10日)
  • Tankファーストアルバム「Fighting!生存之道」(2006年3月29日)
  • 東方茱麗葉サントラ(2006年6月16日)
  • 飛輪海ファーストアルバム「飛輪海首張同名專輯」(2006年9月)
  • 花樣少年少女サントラ(2006年12月1日)
  • 王力宏アルバム「改變自己」(2007年7月13日)

カバー曲の原曲集

外部リンク