OpenPNE v2.4.3をhetemlサーバーに設置
個人でも企業でも自前のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を設置できるオープンソースのOpenPNEを、hetemlレンタルサーバーに設置することに成功したので、その設定等をメモしておきます。ただし、このSNSは設置しただけで、一般公開していません。
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(旧: )
■状況
paperboy & co.社のレンタルサーバーhetemlにて。
■手順
■OpenPNEを手に入れる
- OpenPNEダウンロードページから最新版をダウンロードする。developは開発版、stableは安定版。今回は安定版2.4.3を使用した。
- ダウンロードしたファイルを解凍する。
- 解凍したファイルの中のsetup/OpenPNE_Setup.htmlファイルをブラウザで開くと、OpenPNEセットアップガイドが読める。ウェブ上のOpenPNEドキュメントにある「公式セットアップガイド」は古いバージョンのことがあるので注意。
■heteml側での設定
- 今回はsns.nantara.net(←ダミー)のようなサブドメインに設置することにした。
- hetemlのコントロールパネルにログインして、[ドメイン関連]→[サブドメイン]で「新規作成」→サブドメイン:sns、ディレクトリ名:sns/と入力して、設定。反映されるまでに1時間ほどかかる。もちろん、サブドメインではなく、www.nantara.net/snsのようなサブディレクトリでもかまわないのだが、その場合は下記のURLを読み替えること。
- 同時にデータベースを作っておくといいだろう。同じくコントロールパネルの[ウェブ関連]→[データベース]に入り、データベースの作成を行なう。ここでパスワードを設定するので忘れないこと。
- サーバー名、データベース名、ユーザー名が表示される。これを記録しておいて、管理ページ「phpMyAdminの画面へ」のリンクからphpMyAdminに入る。
- phpMyAdminの左フレームにいくつかアイコンが並んでいるが、そのうち「SQL」というアイコンをクリックする。すると新しい窓が開く。
- 新しく開いた窓の上のタブから「インポートファイル」をクリック。
- 「テキストファイルの場所」で「参照」ボタンを押し、先ほど解凍したOpenPNEファイルの中から「setup/sql/install/install-2.4-create_tables-mysql40.sql」を選び、「実行する」ボタンを押す。2006年11月7日現在、hetemlのMySQLのバージョンは4.0である。
- うまくいったら、次は同じく「setup/sql/install/install-2.4-insert_data.sql」を実行する。この二つの順番は間違えないこと。
- あといくつかファイルがあるが、とりあえず放置した。上位機能が必要なら設定しないといけないが。
■ファイルのアップロード
- FTPソフトなどで、解凍したファイルの一部をアップロードする。でも、全部一気にアップロードしないこと。
- まず、bin, lib, var, webapp, webapp_biz, webapp_extの各ディレクトリをsnsサブディレクトリの下にアップする。ファイル数が多いので時間がかかる。気長に待つ。
- アップロードできたら、セットアップガイドにあるとおりにパーミッションを設定する。指定されていないものは何もいじらなくていい。
- 次に、public_htmlディレクトリの中身を、snsサブディレクトリの下にアップする。
- 現時点で、snsディレクトリの中はこんな感じになっているはずである(サブディレクトリは省略)
- bin/
- cmd/
- css/
- flash/
- img/
- js/
- lib/
- modules/
- skin/
- var/
- webapp/
- webapp_biz/
- webapp_ext/
- cap.php
- config.inc.php
- do_normal.php
- img.php
- index.php
- ktai_normal.php
- ktai_page.php
- normal.php
- page.php
■設定ファイル
- ルートのconfig.inc.phpの中身を編集する。ここでのフルパスは契約によって違うので、各自書き換えること(users00/n/a/n/nantara/の部分)
define('OPENPNE_DIR', realpath('/home/sites/heteml/users00/n/a/n/nantara/web/sns/'));
require_once OPENPNE_DIR . '/config.php';
- 解凍したファイルのルートにconfig.php.sampleというファイルがあるので、以下の設定を入れてからconfig.phpにファイル名を変更して保存する。もちろん各自の設定に合わせること。
// Web上の絶対パス(URL)(最後にスラッシュを付けてください) define('OPENPNE_URL', 'http://sns.nantara.net/'); // DBサーバ設定 $GLOBALS['_OPENPNE_DSN_LIST']['main'] = array( 'dsn' => array( 'phptype' => 'mysql', 'username' => '_nantara', 'password' => 'nantarapassword', 'hostspec' => 'mysqlx.heteml.jp', 'database' => '_nantara', 'new_link' => false, ), ); // DB暗号化キー(56バイト以内のASCII文字列) define('ENCRYPT_KEY', 'nantarakantara');
- 「メールサーバードメイン」の設定は今回パスした。レンタルサーバーではここを設定しづらいと思う(いい方法があったら教えてください)
- 保存したconfig.phpを、snsディレクトリにアップする。
■起動
- セットアップガイドの「5. セットアップモジュールの実行」以下、書いてあるとおりにやってください。
- セットアップ完了。
- sns.nantara.netにアクセスすれば普通にログインできるはず。
- 管理ページのURLは、設定変更しなければsns.nantara.net/?m=admin。
■以上の設定でできないこと
- OpenPNE側でメールを受信して行なう作業。携帯からの登録、携帯からの写メつき日記の投稿など。
- cronによる自動配信メール。
- SSL通信
ここでできないと書いたことが「できるよ」という方はぜひご教示ください。
■参考サイト
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(旧: )
参考にさせていただきました。
バージョン2.10.1ですが、ディレクトリ構成が若干違うものの
問題なく設置できました。
ありがとうございます。