携帯機種変更――お財布ケータイのデータを温存させる
携帯電話の調子が悪いので、結局、買い換えることにした。幸いDoCoMoなので、本体さえ入手すれば、あとはFOMAカードを入れ替えるだけで機種変更できる。型落ち機種をオークションで入手し、新機種にしてみた。
問題は、お財布ケータイである。SuicaとEdyを入れてあるのだが、この移行をうまくやらなければならない。
■これまでの松永の携帯
- 最初のプリペイド携帯(詳細忘れた)
- F503i フェアリーホワイト(~2004年7月20日:MOVA:富士通)
- ケータイWatch ケータイ新製品SHOW CASE F503i (富士通) 2001年1月26日
- DoCoMo携帯を使ったのはこれが初めて。iアプリの操作を知る必要があったので、当時のiアプリ対応機を選んだ。かなり長持ちしたが、さすがに寿命。
- P505i ルミナスレッド(2004年7月20日~2006年1月3日:MOVA:松下)
- ケータイ新製品SHOW CASE NTTドコモ P505i(ルミナスレッド)2003年8月8日発売
- 仕事先に教えている電話番号を変えたくなかったのでDoCoMoから選ぶ。あまり機能にはこだわっていなかったが、たまっていたポイントで買えることと「赤色」に惹かれて購入決定。
- ここで初めてカメラ付き携帯になり、購入翌日いきなりはてなに画像をアップしている。
- また、Pシリーズの「ワンプッシュオープンボタン」にはまる。
- ただ、Fシリーズとはキー操作がかなり違っており、かなりとまどった。これからは会社を変えないようにしようと決意。
右が2代目のP505i。左が3代目のP901is。
- P901iS レッド×ディンプル(2006年1月3日~2007年2月15日:FOMA:松下)
- ケータイ新製品SHOW CASE NTTドコモ P901iS(レッド×ディンプル) 2005年6月10日発売
- これまでMOVAだったが、MOVAにはパケット定額の料金プランがないので、いわゆる「パケ死」を避けるためにFOMAに移行してパケホーダイコースへ。ケータイ族の世界に本格的に足を踏み入れる。
- 前のP505iとできるだけ似たものを、と探しまくる。特に「ワンプッシュオープンボタン」はもはや必須になっていたので、Pシリーズ以外に選択肢がない。そして、赤色。
- 同じ会社だからキー操作は似ているだろうと思ったが、実はFOMAではPはNと共同開発、というか中身は一緒。というわけで、MOVAのPとFOMAのPではキー操作がまるで違ってしまっていた。おいおい。
- 入院中の唯一の外界との接点。しかし、ネックは電池。当初、入院は1か月くらいの予定だったので、ほとんど使うこともないだろうと思っていたのだが、緊急用の電池式充電器で充電していたら、どんどん電池がヘタっていってしまった。しかも、電池だと電圧が低いので(オキシライドを使っていたが、それでもきつい)、ついには電源が入らなくなってしまう。緊急用電池式充電器は、完全に電池切れになったら充電不可能なのだ。
- さらに、電池式充電器を携帯に刺して使っていたため、外部接続端子がグラグラになり、最終的に壊れてしまった。そのため、ようやく自宅からACアダプタを持ってきたのに、充電がうまくいかないという事態に陥る。結局、入院して携帯を壊すハメになった。
- さすがに1年も経たずに放棄する気はしないのでDoCoMoショップに行くと、修理に1週間から10日かかるという。そして、内部のデータも消えるかもしれないというので、あきらめて、別売り卓上ホルダを購入。これによって充電問題は一応解決。
- それからなだめすかして使っていたが、どうもFOMAカードの調子が悪い。ときどき読み込まれないことがある。
- FeliCa対応、つまりお財布ケータイ対応。最初のうちは使っていなかったが、一度使うとやみつきに。これもあって、うかつに機種変更できない。
- P902iS レッド×クリムゾンドット(2007年2月15日~)
■FOMAカード読み取りエラー
もともと物持ちはいい方なので、なんとかなだめすかして使ってきたが、さすがに「通話中にFOMAカードが急に認識されなくなる」という症状が出たのでやばいと思い始める。特に、お財布ケータイが使えなくなると困る。
そこで、人力検索はてなで聞いてみた。
FOMA(P901iS)で、頻繁に
FOMAカード(UIM)エラー
このFOMAカードは使えません
の表示が出るようになりました。電話中とか、i-modeページ閲覧中などに突然受信不能になります。
電源を入れ直すと、最初にエラーが出るときもありますが、それだけで復帰するときもあります。
FOMAカードが悪いのか、本体が悪いのか、どちらなんでしょう? FOMAカードの交換とか可能なんでしょうか? 携帯本体にはSuicaとEdyを入れてあるので、あまり本体をいじりたくない感じです。
回答での結論は「DoCoMoショップに行け」。113で聞いてみてもやはり「DoCoMoショップに行け」という話だったので、20分ほど歩いてDoCoMoショップに行ってみた。
「外部接続端子が壊れてますね。実は、この部分は全体の基盤につながっているので、ここが不良だと全体に悪影響が出る可能性があるんです。修理しないとだめですね」
「カードが悪くなっている可能性はありますか?実は、World Walker海外携帯にFOMAカードを移すときになかなか読み込まないということがあったので……」
「それだとカードの可能性もありますね。でも、明らかにこちらが壊れてますから、放っておくと他にも影響が出る可能性があります」
「修理するとどれくらいかかりますか、時間と料金」
「2000円くらいで、1週間から10日くらいになります。データも一部消える可能性があります」
「その間、代理の携帯はありますか」
「それは可能です」
「データは大丈夫でしょうか。お財布ケータイ入ってるんですけど」
「それはお客様の方でデータを移行していただく必要がありますね」
「結構面倒くさそうですね。じゃあ、こういうのはどうでしょう。まず、今日はFOMAカードだけ変えてみて、それで様子を見て本体買い換えを検討するということで」
「それでもいいですよ。前回の機種変更から1年以上経ってますから、買い換えでポイントも使えますし」
実際には、修理に出してデータが消えるくらいなら、オークションで新しい機種を探して安く買おうと思っただけなのだが。
そういうわけでカードを変えてもらったらいきなりエラーが出なくなった。カードが悪くなっていたようだ。ただ、その原因がどうも基盤の故障に由来するような気もするので、やっぱり買い換えることにする。
ちなみに、カードを変えるとmixi、モバオク、ガルオク等の「かんたんログイン」に失敗するようになった。要するに、カード番号で認識していたのが変わってしまったわけだ。そこでログインし直して設定を変更する。
■いよいよ引っ越し
ナンバーポータビリティ制度もあるから、別に田中美保がコマーシャルしているauに買い換えてもよかったのだが、結局メールアドレスの変更が面倒なのと、今までのポイントを温存したいことから、DoCoMoを選ぶ。いや、最大の理由はお財布ケータイか。もはやEdyとSuicaなしでは生きていけない(というのは大げさだが、ないと不便)。
そして、オークションでP902iSまたはP903i(最新)を比較し、結局、P902iSのレッド×ティンブルを安値でゲットしたのであった。
無事に新品が届いて、さっそく電池を入れる。最初にやるのはデータの移行だ。P901iSには電話帳などをi-mode経由で保存する機能がない上に、USBを接続してPCにデータをコピーするのも不可能なので(というのは、外部接続端子が壊れているから)、残された手段は赤外線全コピーしかない。
まずはP901iSの電話帳に入って全送信、P902iSの赤外線受信で全受信をセット。うまくいって、電話帳は完璧にコピーされた。
次は画像。これも全送信で難なくコピーされる。もちろん、他の機種への送信が認められていない画像(眞鍋かをりのコスプレ画像とかプロミスしょこたん壁紙とか)は泣く泣く捨てるハメになったが。
着メロも著作権保護されているので、ほとんど移行できない。
さて、メール。かなり大量にあって、しかもフォルダに振り分けてある。これがどのように転送されるか――と思っていたら、時間はかかったが、案外そのまま移行できたので、大した問題にはならなかった。もっとも、メールアドレスによる振り分け設定が全部消えてしまっていたので、これから設定し直さなければならない。
ここまでは問題なく移行できた。問題は、お財布ケータイだ。
まず、Edy。これは一度Edyセンターに今の残高を預ける必要がある。280円ほど残ってたので、Edy変更手続きを済ませる。ここで手数料が引かれて100円ばかりになってしまった。もっとも、この作業が終わっても、旧ケータイはEdyカードとしては使えるので、店でチャージしたりできてしまう。
次にモバイルSuica。アプリで機種変更手続きをすると、旧ケータイでは使えなくなる。
さて、ここまで終わって、一旦両方の機械の電源を落とす。そして、FOMAカードを新しい機種の方へ差し込む(言い忘れたが、今までFOMAカードは旧ケータイの方に刺してあった)。電話帳の移行などはFOMAカードがあってもなくてもできるが、お財布ケータイの作業だけは旧ケータイから接続する必要があるので、カードを入れ替えるのはその後でないといけない。
さて、新携帯でEdyに登録し直す。一から登録作業を全部やり直さなければならない。クレジットカード情報も全部入れ直し。そして、Edyに預けていた金額(100円だが)を受け取る。これでEdyの移転は終了。
だが、ここで失敗したことがあった。というのも、Edyでクレジットカード情報を登録し直してから2日くらいはチャージできないというのである。それがわかっていれば、旧機種でEdyお預けの手続きをする前にチャージしておくんだった。100円では困る。
気を取り直して、今度はSuica。こちらは2600円ほど入っているのでそういう問題はないのだが、まずSuicaのサイトに接続して、アプリを二つダウンロード。そして機種変更手続きをやる。こちらはEdyと違って、いちいち情報を入れ直す必要がない。個人認証が終われば、設定が完全に移行している。だから、チャージもすぐに可能。
SuicaとEdyの金額が逆だったらよかったのに。と思っても後の祭りだ。
さて、これでi-modeにアクセスしてみると、モバオク・ガルオクは問題なかったが、mixiはまたまた「かんたんアクセス」できなくなっていた。つまり、mixiはFOMAカードの情報と機種情報の両方をチェックしているようである。端末情報送信の仕組みはよくわからないが、2種類あることは経験として理解できた。
■P902iS
最新型P903iはどうか知らないが、P901iSからP902iSへと移行して、操作性は非常に似ているので使い勝手はいい。ただ、キー操作が一部違っていて、これがちょっととまどう。携帯のキー操作は統一規格ができないのだろうか。せめて同じ会社の中くらい。
P902iSは901iSと比べて薄くなっている。ジャケットが平坦になったのも大きいが、裏面のFeliCa部分が飛び出さず、平らになったのが非常に大きい。
あと、まだ使っていないのがBluetooth。これは接続機器を用意しなければいけないので、当分先になるだろうと思う。
■歴代ケータイの写真
というか俺の物もちのよさは異常(´ー`)y-~~
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