「パクリ・盗作」スキャンダル事件史
以前、別冊宝島シリーズの一冊として発行された「パクリ・盗作」スキャンダル読本 別冊宝島 1257が文庫化されました。
宝島社
別冊宝島編集部 編(編集)
発売日:2008-12-18
別冊宝島版は2006年はじめに発行されたため、現在では約3年経っていることになります。そこで担当部分についての加筆訂正や、新項目の執筆も行いました。これから購入される方はぜひ文庫版の方でどうぞ。
わたしの担当部分は以下のとおりです。
◎「のまネコ」騒動(2006年以降の推移について加筆)
◎ブログでの正しいパクリ方(一部加筆修正。要は正しい引用の仕方です)
◎松本零士vs槇原敬之(書き下ろし。執筆中にいきなり和解して焦った)
◎唐沢俊一vs漫棚通信(書き下ろし)
あまり一方の側に偏った書き方はしたくなかったのですが、いろいろ調べてみるとどうしても自分としては肩入れしたくなる側が出てくるものです。
のまネコ騒動については、あれほどavexを煽っていたひろゆきが、ニワンゴ等を通してavexの傘下に収まっていく流れを書きました。利に聡いひろゆきのフットワークの軽さには驚くばかりです。
松本零士vs槇原敬之。いろいろ調べた結果、松本零士氏の著作権に対する態度には疑問を持たざるを得ませんでした。
唐沢俊一vs漫棚通信ブログ版。唐沢氏がすぐにブログにて事実関係を認める声明を出したことは、迅速であったという点で評価しますが、それ以外の点(特に唐沢氏の執筆に対する態度)については、まったく賛同できませんでした。この部分は結果的に「漫棚通信」さんの側に立った原稿になりました。
執筆期間が短かったので大変でしたが、事実関係については間違いはたぶんないと思います。あと、「紙面の都合」によりけっこう編集さんに削除されていましたが、たぶん大事なところはちゃんと残ってると思います。
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