新資格「環境カオリスタ検定」が始まるらしい
日本アロマ環境協会(AEAJ)の会報誌Aromatherapy Environment No.51が届いた。これによると、「環境カオリスタ検定」というものを始めるという。環境省の協力により、2009年度事業としてスタートするという。AEAJ会員にはテキストが届くそうだし、受験は在宅で可能だというので、受けるだけ受けてみようとは思うが、どういう資格になるのだろうか。
■環境カオリスタ検定
会報誌によると、以下のようなことが書かれている(一部引用)。
環境カオリスタ
アロマ・グリーン・エコを理解し、実践する人に与えられる称号です! さあ、始めましょう。地球に、環境に、深い思いを馳せるライフスタイルを!
環境カオリスタとは、この検定制度のために創られた言葉で、植物の香りを通して環境を考え行動できる人という意味をこめて名づけました。当協会では、この環境カオリスタを「植物やその香りに親しみ、自然と環境を大切にする人」と定義し、一人ひとりが地球環境を守ることの大切さを知るきっかけになればと考えます。
環境カオリスタ憲章
環境カオリスタとは、植物やその香りに親しみ、自然と環境を大切にする人です。(社)日本アロマ環境協会は、アロマ・グリーン・エコを意識した環境カオリスタの活動を応援するとともに、美しい自然や環境が次の世代に引き継がれることを願い、『環境カオリスタ憲章』を以下のとおり定めます。
■私たち環境カオリスタは
一、植物やその香りを知り親しみます。
一、植物を慈しみ緑ゆたかな自然を大切にします。
一、人と地球環境にやさしい行動をします。
〈環境カオリスタ検定 実施概要〉
- 受験手続
- 1 協会発行の公式テキストを購入(入手)し、その内容を自宅等で履修
- 2 テキストに差し込まれた問題を解き、マークシートに記入
- 3 地球温暖化防止運動「私のチャレンジ宣言」への参加
- 4 2のマークシートに必要事項を記入の上、協会へ郵送(在宅試験)
- 5 受験料の振込
- 受験資格
- どなたでも受験可能
- 試験範囲
- 環境カオリスタ検定公式テキストから出題
テキストは編集中で、詳細は今後決まるようだ。「環境カオリスタになったら、環境カオリスタのすべきことは...、これを追求することが環境カオリスタの使命でもあるのではないかと思います」とも書かれている。
まあ何か具体的な仕事の役に立つわけではないように思われるが、知っておいて悪いことではないだろう。
■Aromatherapy Environment No.51
会報誌の特集はアロマテラピーサロン開設についてのあれこれ。
連載では、「精油の由来とその行方」12回「ティートリーオイルの変遷と将来」(山本芳邦)、「アロマテラピーの源流を訪ねて」最終回「佳麗なる古代香料文化は今」(佐々木薫)が興味深い。
うれしいのが、毎年一回送ってくる「精油物語」DVD Vol.4。今回はカモミール・ローマン(フランス オーヴェルニュ地方)、ローズマリー(チュニジア)、ゼラニウム(フランス領レユニオン島)、ジュニパーベリー(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、クラリセージ(フランス グラース近郊)。相変わらず現地取材の独自映像で気合いが入っている。ハーブ系の精油シリーズだ。カモミールもローズマリーも好きでよく使うので、これは興味深い。ちなみに、「精油物語」バックナンバーの販売も会員限定で行なわれるようだ。とりあえず全巻そろえてあるが、これは手に入れるとよいと思う。このDVDだけでも年会費を払う価値があると思う。
アロマテラピー学雑誌はざっとしか見ないのだが、「和カンキツ精油中のベルガプテン」は興味深い。柑橘系の精油には光毒性がある可能性が高いが、和カンキツ精油だとどうかという研究である。カボス、ダイダイ、キヨオカダイダイ、水晶ブンタンの精油にはベルガプテン含有量が高く、和カンキツで代表的なユズでは含まれない、または少量であるという結論。
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