第九回文学フリマに出展します(S-3)【告知】
2009年12月6日(日曜日)に大田区産業プラザPiOで開催される「第九回文学フリマ」に出展します。ブースはS-3です。ジェームズ・アレンの「As a Man Thinketh」の独自翻訳と、ゲニウス・ロキ2010卓上カレンダー、ならびに前回出展時の売れ残りを持って行きます。
今回は制作部数を少なく抑えたため、品切れの際はご容赦ください。
また、今回は『本当はこの文章系同人がすごい』にも寄稿しました(頒布ブースは西瓜鯨油社(G-12)、ソフラマ(R-2))。こちらもあわせてどうぞ。
場所とか時間とか
- 開催日 2009年12月 6日(日)
- 時間 開場11:00~終了16:00(予定)
- 会場 大田区産業プラザPiO(京浜急行本線 京急蒲田駅 徒歩 3分、JR京浜東北線 蒲田駅 徒歩13分)
私のブースは「S-3:文学蚤市ことのは2009」となります。
なお、私のツイッターidは@kotono8です。当日はケータイで微妙にtsudaるかもしれません。ちなみに文学フリマのハッシュタグは#bunfreeらしいです。
会場は飲食可(酒は不可)なので、お昼も席で何か食べます。ただし、お客さんが少ない時間帯に会場内を多少うろつく可能性もあります。
出品するもの
ゲニウス・ロキ2010カレンダー
詳細はゲニウス・ロキ2010カレンダー[絵文録ことのは]2009/11/29にて。現物はすでに届いております。全カラー1000円。
ちなみに、これは自分の中では単なるカレンダーではなく「文学」の範疇に入っています。つまり、現代の「名所図絵」的なものとして。
「人は思考したとおりに」As a Man Thinketh完全訳&ジェームズ・アレン徹底解読
『原因と結果の法則』の邦訳名で有名な、ジェームズ・アレンの "As a Man Thinketh" の完全訳『人は思考したとおりに』、そしてこれまで商業出版として五冊のアレン本を翻訳した経験をもとにジェームズ・アレンの思想を徹底解読します(特に、他の成功哲学との違いを明確に示します)。A5・表紙込み84ページ(本文80ページ)。800円。
- 1◆『人は思考したとおりに』(As a man thinketh)完全訳……04
- 序……04
- 第一章 思考と人格……05
- 第二章 環境に対する思考の影響力……09
- 第三章 健康と身体における思考の効果……24
- 第四章 思考と目的……27
- 第五章 達成における思考の要素……30
- 第六章 ヴィジョンと理想……35
- 第七章 落ち着いた心……41
- ジェームズ・アレン略歴……44
- 2◆ジェームズ・アレン徹底解読……50
- ■「思考」という訳語を選んだ理由……51
- ●ジェームズ・アレンは「望めばかなう」などと言ってはいない
- ●日本語の「思い」は「願いごと」のニュアンスも含む
- ■アレンとワトルズ……54
- ●ニューソートとジェームズ・アレン
- ●ワトルズの一元論と成功哲学
- ●一元論の宇宙観
- ●アレンとワトルズの違い
- ●プロセスでの善か、その根源の心の状態か
- ●黄金律という言葉
- ●アレンの考える「成功」
- ■日本語での翻訳にまつわる問題点……66
- ●日本語版で削除された内容
- ●出版社の意向・翻訳者の考えとアレンの衝突
- ■『人は思考したとおりに』各章解説……70
- 松永英明によるアレン翻訳一覧……76
- ジェームズ・アレンの著書一覧……80
比叡山炎上/大僧正天海の素性を探る
文学フリマに前回参加したのは第五回(2006年)でしたが、このときに制作した『比叡山炎上/大僧正天海の素性を探る』の在庫も多数余っているので出品します。A5・表紙込み44ページ(本文40ページ)。400円。
- 比叡山炎上(松永英明『敵は本能寺――織田信長の福音書』第一章 同時に「真田幸村と円卓の十勇士」シリーズ外伝。参考文献:山本ひろ子『異神』)
- 作品解説
- 大僧正天海の素性を探る(須藤光暉『大僧正天海』 冨山房 大正8年 より「考異」)
なお、第五回のときの参加記録はこちらです。
その他
以上に加えて、このサイトなどの宣伝チラシも作る予定。間に合えば8P折り本も。
また、カレンダー、アレン本、天海本の三点合計で2200円のところ、セットでお買い上げの場合は2000円といたします。こちらもお見逃しなく。なお、前回の売り上げ実績からすると余裕を持って売れ残ると思いますが、万が一売り切れた場合は後日発送を考えます。
「本当はこの文章系同人がすごい」
また、私の寄稿した『本当はこの文章系同人がすごい』は、斜め向かいのR-2「ソフラマ」さんと、G-12「西瓜鯨油社」さんで頒布されてますので、こちらも要チェックです。ちなみに、『本当はこの文章系同人がすごい』を企画された井伏さんはU-1「東大批評」に参加。またこの企画で対談されている「BWN」の眼鏡沢かけ彦さんとモリノキツネさんは、A-1「BMN」で「8P折り本メーカー」企画を展開されています。
また、この『本当はこの文章系同人がすごい』企画を立ち上げた井伏さんによる「新刊レビューで文フリの売り上げアップごっこ」にも参加しています。
S-3周辺
S-3周辺はかなり濃いブースが多いので要チェックです。お近くの方、よろしくお願いいたします。
- S-1:青年文化ゼミ
- S-2:TOLTA
- S-3:文学蚤市ことのは2009(うち)
- S-4:超左翼マガジン『ロスジェネ』&フリーターズフリー
S-5:有古堂
R-1:筑波批評社
- R-2:ソフラマ
T-1:文芸空間社
- T-2:顛倒夢想社
- T-3:フィロソフィア
- T-4:緑城Blog
- T-5:零文学
- T-6:奇刊クリルタイ
- T-7:萌え理論Blog
開催直前の雑感
当初、普通に本を作って売るだけの企画と考えていた第九回文学フリマですが、井伏さんの『本当はこの文章系同人がすごい』と「新刊レビューで文フリの売り上げアップごっこ」に参加することで、文学フリマ参加の他の出品者さんとのつながりができたように思います。単に文学フリマのワンブースに座っているだけではなくて、文学フリマというイベントを利用してゆるやかにつながっていくというか。
そういうわけで、この企画を進めてくださった井伏さんには感謝しています。もちろん、そういう他サークルとの関わりを持たない形でも参加できるのが文学フリマですが、そういうのが嫌いじゃない人は次回以降、こういう企画にゆるく参加してみるのもよいと思います。
なお、同じような意味で、8P折り本企画も楽しいと思います。
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