第十回文学フリマ U-12「ことのは(@kotono8)」出品リスト( #bunfree )
5月23日日曜日に京急蒲田・大田区産業プラザPiOで開催される第十回文学フリマに出展します。ブース・サークル名はU-12「ことのは(@kotono8)」です。新刊『事物起源探究 創刊号』、キンドル(Kindle)対応PDF電子書籍『アジアの光』、買いすぎても大丈夫な「ゲニウス・ロキ手提げ紙袋」の三点が新作となります。
また、「.review 001」、冊子「本当はこの文章系同人がすごい2010春」にも寄稿しています。
- 文学フリマ公式サイト
- 文学フリマ事務局通信
- 前回の告知:第九回文学フリマに出展します(S-3)
- 前回の報告:第九回文学フリマ参加報告(S-3)
場所とか時間とか
- 開催日 2010年 5月23日(日)
- 時間 開場11:00~終了16:00
- 会場 大田区産業プラザPiO(京浜急行本線 京急蒲田駅 徒歩 3分、JR京浜東北線 蒲田駅 徒歩13分)
私のブースは「U-12:ことのは(kotono8)」となります。
会場は飲食可(酒は不可)なので、お昼も席で何か食べます。ただし、お客さんが少ない時間帯に会場内を多少うろつく可能性もあります。
出品するもの
事物起源探究 創刊号
私が追究し続けている事物起源についてまとめた冊子『事物起源探究』を創刊します。A5・表紙込み92ページ(本文88ページ)、1200円。『事物起源探究 創刊号』の目次は以下のとおりです。
- 「事物起源探究」の起源
- 「事物起源」を探るということ――創刊のことば
- 私はなぜ「事物起源探究家」を名乗るようになったのか
- 事物起源本レビュー 第一回(速水建夫『事物起源考』魚住書店、紀田順一郎『近代事物起源事典』東京堂出版、楊蔭深『細説万物由来』九州出版社)
- 事物起源をさぐる
- たい焼きが本当に生まれた年は?「二〇〇九年はたい焼き生誕百周年」説を徹底検証する
- 「足ツボ」ことリフレクソロジーの起源は中国ではなく二十世紀アメリカだった
- 「坂本龍馬」伝説はどのように語り継がれてきたか
- 「近代」再考1:「靖国神社」の教義はいつ生まれた?
- 原典発掘
- 芥川龍之介『蜘蛛の糸』の原典、ポール・ケーラス『カルマ』全訳
アジアの光(キンドル対応PDF電子書籍版)
1891年に発行された英語によるブッダの叙事詩、エドウィン・アーノルド著『アジアの光』の完全訳を、今回Amazon Kindle 対応PDF電子書籍版としてCDにて頒布します(当面オンラインでの販売はありません)。これは某出版社にて発売される予定でしたが、翻訳が完成した時点で編集者が退職するなどの事情によりお蔵入りしていた完成原稿で、かなり文字数も多いため文学フリマへの出品もためらっていましたが、今回、アマゾン・キンドル対応の電子書籍という形で限定販売することとしました。
このPDFにはフォントが埋め込まれていますので、日本語ハックを行なっていないキンドル(つまり通常の状態)でもきれいに日本語が表示されます。もちろん、PCやiPad等でも普通にPDFファイルとして読めます。なお、キンドル用に読みやすいようにフォントなどかなり試行錯誤しましたが、最終的に青空キンドルで使われている「青キン明朝」フォントを使わせていただきました(このあたりの試行錯誤については改めてまとめます)。
アーノルドの『アジアの光』は当時の「仏教入門書」として有名となった本で、ガンジーも愛読し、ジェームズ・アレンも引用しているという名著です。ただし、日本では戦後まったく翻訳が出ていません。もし出版社の方がここをお読みでしたら、ぜひ出版計画をご検討いただければと思います。
- はじめに
- 訳者まえがき・解説
- 第一章(ブッダの出生と少年時代)
- 第二章(シッダールタ王子の結婚)
- 第三章(四門出遊=老病死を知る)
- 第四章(シッダールタ王子の出家)
- 第五章(苦行、ビンビサーラ王)
- 第六章(覚醒を得てブッダとなる)
- 第七章(ブッダとして帰国する)
- 第八章(ブッダの説いた教え)
なお、今回のPDFはCD-Rにて頒布します。入れ物は、以前当ブログで作成したA4サイズ用紙を折って作るCD/DVDケースの新デザイン版(裏面に使い方説明あり)となっています。→Double CD Case オリジナル版[絵文録ことのは]2004/06/24参照
ゲニウス・ロキ手提げ紙袋
前回の文学フリマに参加して見かけたのが、「とりあえず文学フリマに来てみたら、意外といろいろな本を買ってしまって、どうやって持って帰ろうか」と困っている人たちでした。そして、隣のブースだったトルタさんのビッグサイズ紙袋が好評だったので、今回は手提げ紙袋を作ってみました。
日常的に使えるようなシックなデザインにしてみましたので、文学フリマ以外の用途にもお使いいただけると思います。なお、文学フリマで売れるのは広い意味で文学に属するもの、という規定がありますが、デザインには英文の詩の引用があるため、広い意味での文学グッズということで……。
なお、今回は(旧作も含め)お買い上げ総額が2000円を超えた方には、この紙袋をさし上げます。
POP用紙作ってみました
文学フリマ会場では「呼び込み」などの行為は慎まねばなりません。前回参加してみて、ブースのディスプレイが考えられているサークルをいくつか見つけて、いろいろ宣伝に力を入れてみたいと考えました。
その一つとして、今回は某「遊べる本屋さん」VV風味POP用紙を作ってみました。一見そのままのようですが、実は左下のロゴが書体などほぼパクった状態で「KOTONO8/GENIUS LOCI」となっています。
でも考えてみたら、POPのセリフって文学になりえますよね?
旧作もあります
前回以前の出品物も売れ残っているので並べます(詳細は第九回文学フリマに出展します(S-3)を参照)。
- ゲニウス・ロキ2010カレンダー(半額!)(※第9回)
- 「人は思考したとおりに」As a Man Thinketh 完全訳&ジェームズ・アレン徹底解読(※第9回)
- 比叡山炎上/大僧正天海の素性を探る(※第5回)
他誌への寄稿
このほか、2誌に寄稿しています。この2誌については当ブースにて委託販売しておりませんので、それぞれのブースにてお買い求めください。
.review 001
プロジェクト「.review」による初の論考・対談集『.review 001』が販売されます。ブースはV-11(うちの背中合わせ斜め後ろになります)。
.reviewでは3つの論考を発表していますが、その中の一つ、「ライフスタイルとしての小悪魔agehaと森ガール」が掲載されています。
本当はこの文章系同人がすごい2010春
ブースS-16(東大批評)にて、冊子「本当はこの文章系同人がすごい2010春」が販売されます。文章系同人のレビュー誌です。
こちらでは「第九回文学フリマで入手したもの約50冊フルレビュー」という記事を投稿しています。
それでは会場にてお待ちしております
なお、当日会場にお越しになれない方のために、将来的にはオンラインでの文章系同人誌販売委託可能なサイトなどの利用も検討していますが、現時点では特商法表記を悪用して個人情報を探ろうとする人物がいるためオンラインでの直販を行なっておりません。ご了承ください。
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