……しかし、現在もなおアイヌへのまなざしには問題が残っています。その一つが「高貴な野蛮人」観を受け継ぐ見方です。アイヌのみならず先住民に対しては、「大自然に生き、自然と共生し、純粋無垢で天真爛漫な、文明に侵されていない人々」といった見方が今なお存在しています。縄文人はロハスだった、縄文人の子孫であるアイヌはロハスだ、というような極端な見方さえもあります。……
- ボリビアで先住民の権利拡大
- 「アイヌ」に対するまなざし
- イザベラ・バードの『日本奥地紀行』
- 「旧土人保護法」
- 知里幸恵
- 昭和戦時下のアイヌ
- 戦後のアイヌ
- 「アイヌ文化」から「先住民」へ
- 現在も残る「アイヌ=自然」観
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