「世界」と一致するもの
ヨーロッパ最古の文明――欧州先史時代史を書き換える大発見(詳報)
150以上の神殿跡、欧州最古の文明か…英紙報道(読売新聞2005年6月12日)という報道があった。英国インディペンデント紙の独占報道であるが、ヨーロッパ先史時代の歴史を大きく書き換えることになる発見のようである。
というわけで、例によっていつものごとく、報道の原文を全訳してみた。Google Newsで検索した限りにおいては、世界各地の報道もすべてこのインディペンデント紙の報道の後追いのようである。関連記事は二つあるので、どちらも訳しておく。
Google Sitemaps グーグル・サイトマップ(ベータ版)FAQとプロトコル全訳。新しいURL登録方法はSEOに必須になる?
Googleがサイトマップ(Sitemaps)という新しいツールのβ版を公開した(今のところ英語版のみ)。これは、Googleがウェブページを巡回するときに「取りこぼし」のないよう、サイト管理人側でURLの一覧を提供できるというものだ。
今まではGoogleがリンクをたどってきてくれることを待つ(あるいはたどりやすいようにリンクを設定する)という「巡回待ち」をしなければならなかったが、これからは、更新頻度やサイト内でのファイルの優先順位も含めて、リンク一覧をGoogleに渡すことができるようになるわけである。
ただし、これはページランクを上げるためのものではない。あくまでも巡回で取りこぼしがないようにするものだ。ファイル数が多くてすべてのファイルが巡回してもらえなかった、というようなサイトにとっては福音といえよう。
これからのSEOでは、このグーグル・サイトマップ対策も必須になりそうである。ただし、現在Googleから提供されているサイトマップ・ジェネレーターはpythonにしか対応していないので、iswebなど一部のサーバーでしか使えないのが残念。
以下、β版ということなので、GoogleサイトマップについてのFAQと、サイトマップ・プロトコルについて全訳しておいた。有効に使っていただければ幸いである。
「電車男マーケティング」――フィクションを流行らせて既成事実化する巧妙な戦略
電車の釣り広告じゃなくて吊り広告が映画&テレビ版の「電車男」の宣伝で埋め尽くされていた。いよいよ映画版も公開である。
フィクション「電車男」が、なぜここまで売れたのか。それは、念入りな仕掛けがあったからだ。そして、「電車男」が売れたからということで安易にネットのコピペを本にしたり、「ブログの書籍化」ブームが始まりかけたものの、それらがことごとくコケているという現実。それは、「電車男」が売れた背景にある仕掛けをしなかったからだ。
今回のエントリーは、「読者を突き放す書籍『電車男』には「編集」がない――「電車男」は読者参加型恋愛シミュレーションゲームのリプレイ [絵文録ことのは]2004/12/17」の続編に当たるが、論じてみたいポイントは少し違っている。それは、フィクション「電車男」に見るマーケティング戦略である。
中国ではネットで知り合った「驢友」たちの「暴走」ブーム。海南は「暴走族の楽園」
「驴友(与驴的第一次亲密接触」より)
/驢友)」は「旅友( )」のなまりで、驢馬と同じように重いバックパックを背負って野外活動を通して知り合った友人を指す。一般には山友・野友というのを「驢友」ということもある。(「「驴友-- 旅友的谐音,喜欢旅游的人,一般指背包一族」ともある。((台湾のbutさんによると、こういう音の似た漢字で置き換えるのは大陸特有のやり方で、台湾ではダサく感じるらしい。))
――というわけで、要するに、驢友=暴走族=背包客=バックパッカー、ということらしい。背=バック、包客(ぱおかー)=パッカー。ちなみに、中国語で「走」は「歩く」。
で、このネットで知り合った驢友たちの暴走ブームについての記事が29日(四川省成都)、30日(海南省海口)を舞台に相次いで報道された。ゴールデンウィークも暴走は大人気だったようだ。また、アウトドア用品のネットショップなどもビジネスチャンス到来ととらえているらしい。以下、ニュース報道の翻訳。
「ブログの終わり」? それは「キャズム」を越え、一般化・大衆化によって薄まった時代の到来
最近、「ブログの終わり」という話がブログ界隈で盛り上がっている。4月末には「ブログブームの終わり」というタイトルの記事が象徴する「ブログの予想以上の内容の薄さ」が取りざたされた。そして、5月末、「ブログに魅力を感じなくなった」という「ブログの終焉」という話が「ブログの匿名・実名議論」と絡んで持ち出され、それは一方で「ネットって一時期飽きたりすることがあるんだよね」という話にもつながっている。
で、それで思い出したのは、1年半前――ちょうどココログが登場する前後だ――にブログ論壇界隈で話題になっていた「ブログとキャズム論」だった。あのころ、ブログは「一部の物好きのブームから、もっと広い層に受け入れられる“壁”(キャズム)を超えられるだろうか」ということが議題になるような段階だった。
それが、1年半を経て、ブログは一般化・大衆化した。ブログの濃度が保たれず、「ブーム」という段階を超えた。それが今の「ブログの終わり」論の背景にあるのではないかと思う。つまり、ブログはニッポンのインターネットに「根づいた」のだ。
政治的ブログも主流メディアへの誘導がメイン――アメリカの調査結果より
FujiSankei Business i. 国際/ブログの影響力は限定的、米で調査結果(2005/5/23)について、極東ブログ: 政治とブログとその公共的な性格についてがツッコミを入れている。「情報や影響という点で新聞やテレビなどの既存メディアに成り代わる存在ではない」というBusiness iのまとめ方に対し、「この調査の主眼は、ブログが市民の政治意識・活動にどのような影響を与えるかということであって、新聞やテレビなどの既存メディアと対立の枠組みではない」と極東ブログ。
というわけで、こういうときは双方の議論を眺めるだけでなく、原典に当たれ、が当ブログのスタンス。で、原文(プレスリリース)を全訳してみた。
三角関係で恋敵を斬り殺した大学生【成都】
中国・成都で三角関係のもつれから恋敵の左頸動脈を刀で斬って殺害するという事件があった(某エロゲのバッドエンドではありません⇒参照:独り言以外の何か - Overflow 『SchoolDays』が、まったり学園物語ではなく ○○○○ かつ ○○ で ○○ だった件について。ましてやサークルクラッシャーでもありません)。犯行に及んだ男は一度帰って同級生に、血染めの服を洗わせ、証拠の猟刀を捨てさせ、相手の生死を確認させた。そして、警察のおびき出しに乗って彼女に会いに来たところを逮捕された。――まあそれほど珍しい話でもないとはいえるが、その犯人の記者会見があったようで、これには驚いた。
「ロリ」「ショタ」「萌え」「攻・受」もそのまま通じる。日本からの影響を受けまくっている台湾オタク用語集200
台湾ではACG(アニメ・漫画・ゲーム)というのが「オタク」の世界である。
たまたまネットで台湾のオタク用語集を見つけてしまった。そのほとんどすべてが日本から輸入された概念で、日本のアニメ・漫画・ゲームの影響力はあまりにも大きい。台湾ならロリもショタも萌えも(オタクには)通じるようである。
ゲームとかアニメとかよくわからんところもあるが、とりあえず訳してみたので載せておく。誤訳があればごめんなさい。ただ、原文の説明そのものが間違っている場合は責任を負いかねる(台湾ではそう受け取られているということで)。また、日本ではなく台湾での事情を反映して意味が変わっている場合もあると思うのでご了承を。
★5/21 23:00追記・修正。特にどこを修正したかは明記していない。
エキサイト・コネタ「コス茶」は誤読。ニューヨークタイムスに紹介された秋葉原メイドカフェ記事を全訳
5月1日、ニューヨークタイムスで、秋葉原のメイドカフェが3店舗紹介されていた。これについて、18日付エキサイトニュース「Excite Bit コネタ」コーナーで「秋葉原の「コス茶」に行きたいアメリカ人オタク」という記事があった(情報元:RinRin王国 2005/05/18)。
5月1日付けのニューヨークタイムス(excite翻訳)に、秋葉原で話題のカフェが紹介された。そこでは、フレンチメイドのコスチュームに身を包む、まるでアニメの世界から出て来たようなウェイトレス達が、食事を運んで来てくれて、食べさせてもくれるという。その名もコスプレ喫茶「コス茶」(一般的にこう呼ぶらしい)。
これはCos-Cha(コスチャ)という店の名前を「コス茶」とした上、普通名詞と勘違いしているようだ。大体、自動翻訳に頼りすぎるのがいけないのだが、とりあえず、実際にはどのように紹介されていたのか気になったので、全訳してみた。とはいえ、台湾から来たbutさんと一緒にCos-Chaに一回行ったことがあるだけのメイド喫茶素人なので誤訳もありえる。指摘をお待ちしてます。
コメント&トラックバック・スパム頻出の「texas holdem」「phentermine」って何のこと?spam英単語集(附:MT用対策リスト)
spam……頼まれてもいないのに無差別大量に送信される広告。メールのspamは今も絶えることがないし、掲示板へのspamも以前からある。今はさらにブログへのコメントspam、トラックバックspamが激しい。
このブログもいろいろ対策して、ようやく効果的な方法を見つけたところであるが、それまでは一晩で40件の英文コメントspamをくらったりしていた。また、トラックバックspamも大量に襲撃してくる。
これだけしょっちゅう見ていると、もう目に焼き付いてしまう。そんな鬱陶しい言葉を集めてみた。最後にMovableType用のみであるが、対策方法についてのリンク。