「物語」と一致するもの

新資格「環境カオリスタ検定」が始まるらしい

日本アロマ環境協会(AEAJ)の会報誌Aromatherapy Environment No.51が届いた。これによると、「環境カオリスタ検定」というものを始めるという。環境省の協力により、2009年度事業としてスタートするという。AEAJ会員にはテキストが届くそうだし、受験は在宅で可能だというので、受けるだけ受けてみようとは思うが、どういう資格になるのだろうか。

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「自由が丘」の範囲ってどこからどこまで?地図で示す「街の範囲」2

先日の記事「「代官山」の範囲ってどこからどこまで?地図で示す「街の範囲」[絵文録ことのは]2009/02/27」は、はてなブックマークのコメントではおおむね好評であった(→はてなブックマーク)。

その中でid:p-_-qさんから「次は自由が丘でお願い」とのコメントがあった。そこで今回は、「自由が丘の範囲」を前回とまったく同様の手法――すなわち、「自由が丘」「自由ヶ丘」「jiyugaoka」等の名称を含む建物・ビル・アパート・マンション等の中でGoogle Map=ゼンリン住宅地図に記載されているものをすべてマッピングし、それによって自由が丘の範囲を可視化するという方法――で表示してみることとした。

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楳図かずお邸を実際に見てきた。景観上の問題は皆無だ

漫画家・楳図かずおさんの吉祥寺の自宅の「紅白しま模様」が景観上問題があるということで一部「住民」から訴訟を受けていた問題について、1月28日に「景観上問題はない」という判決が下った。

こういう問題については、実際に現場に足を運んでみるに限る。というわけで楳図かずお邸を見てきた。その感想は「楳図邸はむしろ景観に最大限の配慮を払った、すばらしい建物だ」。撮影した写真とともに報告する。

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『廃墟建築士』はおもしろい

電車の中吊り広告につられて、小説『廃墟建築士』を買って読んだ。これがおもしろかったので感想を書く。

廃墟建築士
集英社
発売日:2009-01-26

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「歴史にifはない」とはどういう意味か(歴史における「偶然」と「未練」)

「歴史にifはない」という言葉がある。歴史家が歴史上の仮定を語るとき、「歴史にifはないと申しますが……」と枕詞のように言い訳する言葉としてよく用いられるが、そもそも、なぜ歴史で仮定を語ることがいけないことであるかのように言われるのか。「歴史にifはない」と言い出したのは誰なのか、またそもそもどういう意味合いだったのか。

調べてみると、歴史学者E・H・カーの『歴史とは何か』(1961年の講演録)がその発端になっているようである。それは、近現代史において未練たらしく「こうだったらよかったのに」という思考を批判する趣旨での「might-have-been school(こうだったらよかったのに派、未練学派)」批判であった。

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「萌え本」の多様化・国際化の歴史

アクセス元を見ていたら、中国の比特客栈的文艺复兴(「ビット旅館のルネサンス」、以下BitInn)というブログからのアクセスがあった。見に行ったら、萌え本についての考察「「萌え本」(萌化教科書)についての略説」があり、その中でハルヒが春日。『涼宮春日的憂鬱』と台北萌え本事情[絵文録ことのは]2006/12/21にリンクされていた。

非常に興味深い考察だったので、この記事を訳して掲載してみたいと思う。

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訳すな、構造を理解せよ、そして、とにかく長いのを読め

英語その他の外国語についての勉強法がいろいろ議論にあがっている。

わたしがこれまで語学においてやってきた方法は、「訳文を一通り読んでから原著を読む」という小飼さんのメソッドに近い。

高校のとき、英語(というより単語の記憶)が苦手だったが、『指輪物語』(The Lord of the Rings)の日本語訳を数回読んだ前提の上で、原著を数回読み通すことで、「文章中の知っている単語を眺めれば全体の意味がなんとなくつかめる」という状態になった(ちなみに『指輪物語』は大学在学中までに日本語訳・原著合わせて30回は通読した)。

また、古文については、角川文庫版の対訳付き『源氏物語』を、まず現代語訳で、ついで原文で、最初から最後まで読み通して、語感をつかんだ。漢文は、藤堂明保ほかの編集による学習研究社の「中国の古典」シリーズを読み通した。

ついでに言えば、歴史については中公文庫の『日本の歴史』全26巻、『世界の歴史』(旧版)全16巻を通読することで、暗記ではなくストーリーとして学習した。

長編を読むのが苦手な人にはおすすめできないが、とにかく「習うより慣れよ」で暗記不要の勉強法について述べてみたい。

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「崖の上のポニョ」のプロットは大国主神話だ

今年見に行った映画の一つとして「崖の上のポニョ」がある。そろそろ多少ネタバレ的な話題を書いてもいいかと思うので、「崖の上のポニョ」についての神話学的解釈を書いてみたいと思う。

結論から言えば、「崖の上のポニョ」のストーリーは、「異界の者との結婚を果たし、異界(あちら側の世界)の者を人間の世界(こちら側の世界)に連れてくる」という流れになっている。つまり、日本神話の大国主(オオクニヌシ)と須勢理毘売(スセリビメ)の物語のモチーフが描かれているのである。

まあ、そもそもこういう「解釈」自体が不粋なものであるというのは承知の上で、つらつらと書かせていただきたい。

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中華ポップスオタが非オタの彼女にC-POPを軽く紹介するための10アーチスト

最近「○○オタが非オタの彼女に○○を軽く紹介するための10本」が一部で流行っている。

発端→アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本

というわけでこのネタの第2弾。中華ポップス(華流)に関するネタである。

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言語オタが非文系の彼女に世界の言語を軽く紹介するための10言語

最近「○○オタが非オタの彼女に○○を軽く紹介するための10本」が一部で流行っている。

小飼さんの「言語オタ」バージョンを読んだら、バスク語とかの話かと思ったら、プログラミング言語の話だったので軽く失望した。というわけで、発端の記事をテンプレートにして世界の「ことば」としての言語でやってみたいと思う。

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