「物語」と一致するもの
「物語派」と「キャラ萌え」と「属性萌え」の対立
これはもうだいぶ以前からなのだが、小説やマンガなどの作品に接するとき、物語世界全体を総体的に楽しむ見方と、そうではなく、ある特定の登場人物(キャラクター)に思い入れる人たちがいて、この二つの立場の人たちはかなり相容れない場合が多かった(このブログ的に言うなら、それこそ「物語文化圏」と「キャラ文化圏」の衝突である)。
さらに、特定の「登場人物」ではなく、「属性萌え」とでもいうべき現象が起こっていることは、東浩紀氏が提唱した話である。
「物語」総体として受け入れるか、「キャラクター」に思い入れを込めるか、それとも特定の「属性」さえ有していればそれでいいのか。この3つの見方について、改めて思うところを書いてみる。
「韓国人が漢字を発明した?」論争まとめ
「漢字を発明したのは韓国人」と主張する一部の韓国人がネットで中韓対立を生み出している。この話題については日本でも
などで取り上げられるようになった。
そこで、この騒動について、人民網に掲載された中国語記事の翻訳、ならびにこの主張のもともとの起源を探ってみた。どうやら、アメリカ・メリーランド大学に在籍する韓国系の人物が2002年8月25日にニューズグループに投稿した記事が発端のようである。
※嫌韓的あるいは韓国を嘲笑するブログからのトラックバックならびにコメントであると管理人が判断したものは削除します。この記事は民族対立を煽るのではなく、淡々と事実を探る意図で掲載しています。
ブログ文章術:一つのネタをむやみやたらにふくらます
「ブログ文章術 米光一成|Excite エキサイト ブックス : 一文を短くって言うけどさ1」が話題になっている。今回のお題は、以下の文の一文を短く書いてみようというものだ。
お皿ひとつひとつに、それぞれ、ハムや卵や、パセリや、キャベツ、ほうれんそう、お台所に残って在るもの一切合切、いろとりどりに、美しく配合させて、手際よく並べて出すのであって、手数は要らず、経済だし、ちっとも、おいしくはないけれども、でも食卓は、ずいぶん賑やかに華麗になって、何だか、たいへん贅沢な御馳走のように見えるのだ。
(太宰治「女生徒」)
これが実は悪文ではなくて、太宰の引用であることは「小林?:2006.4.5」や「断片部 - 絶望中止+理由消失 - あ、そうだ。ロココ料理にしよう。」などで指摘されている。
さて、ここで普通に短く書いてみてもおもしろくないので、パスティーシュ(文体模写)で一つのネタをむやみやたらにふくらませてみることにした。
Dr.コパは風水ではない!「九星気学+家相占い=コパ風水」の公式
自分はかなりの風水マニアである。いろいろな本を読み、中国に行けば必ず風水をテーマにした本を買ってくる。
というと、うちの本棚にはDr.コパこと小林祥晃氏の本が並んでいるように思われがちだが、「インテリア風水」系の本は一冊もない。それどころか、Dr.コパの言う「風水」は「風水」なんかじゃないというのが私の結論だ。だから、地脈・龍脈といった「大地の気」を扱ったものしか風水として認めていない。部屋の西側に黄色い飾り……ってそれ単なる陰陽五行説だから。
というような「歴史的地理風水原理主義派」の自分なのだが、別冊宝島の本を見ようと思って渋谷の書店に行ったら、こんな本を発見。次の瞬間には迷わずレジに向かっていた。
学術的に風水を研究し続け、良書を送り出している三浦先生の著書である。この本の帯にはこう書いてあった。
「本書を熱心に読んでも幸せにはなれません」
言ってくれます、三浦先生!
イギリスに「萌島」と翻訳される島が実在した
イギリスに「萌島」と訳される島が実在したという「萌島 - 白爛日報 ver. blog」(台湾香港のブログ記事)からの小ネタ。小さな島だが、案外有名かもしれない。日本では「マン島」と呼ばれているのが「萌島」だ。その語源もたどってみた。
「第10惑星」は冥王星より大きい。発見者による解説、惑星の定義、ならびにハッカーとの戦い
第十惑星が発見されたという報道があった。その発見者は、1年半前に小惑星「セドナ」を発見したのと同じマイク・ブラウン氏である。
セドナのときもブラウン氏のサイトの訳を掲載したが、これは今もセドナについてのよい基礎資料となっている(「第十惑星」セドナ(仮)の発見者は、惑星と考えていない [絵文録ことのは]2004/03/16参照)。今回は、ブラウン氏も「惑星だ」と主張しているが、正式名称はまだ決まっていない。冥王星より3倍遠い軌道を回り、冥王星より大きな新惑星は、おそらく氷と岩でできている。
また、議論の多い「惑星」の定義についても、ブラウン氏は「もう冥王星より大きくて太陽を回ってたら惑星ってことでいいじゃん」と提案している。
興味深いのは、今回の発表が「ネット検索などで他の人に研究成果を奪われて先に発表されかねない」ということで緊急になされた経緯もすべてブラウン氏自身によって記されていることである。
そこで、備忘録的に以下に日本時間8/2 21時現在の内容を全訳して掲載しておく。
銀河鉄道999香港実写版「銀河公主(Galaxy Princess)」はカンフー映画で主役はTwinsとスティーブン・フォン
スラッシュドット ジャパン | 香港流実写版『銀河鉄道999』出発進行で気がついたのだが、香港・英皇電影による実写版「銀河鉄道999」映画が8月にも中国本土で撮影開始され、来年の正月映画として登場するとのこと。「アニメ ! アニメ !: 銀河鉄道999 香港で実写映画化」などの記事もある。
調べてみると、タイトルは「銀河公主(Galaxy Princess)」で、主演はTwinsとスティーブン・フォン(馮徳倫)、時空を超えて2046年に迷い込んだフォンは銀河鉄道999のような世界にたどり着き、そこで3人の主役はカンフーの名手として戦ったりするらしい。まったくもって意味不明なのだが(笑)主演のTwinsの大ファンの自分としてはそれだけでもOKということで以下香港紙報道の訳を載せておく。
Musical Baton ミュージカル・バトン!(歴史+回答つき)
ガードレール金属片 謎を「解明」してみせる人たち
日本全国で「ガードレールに謎の金属片」という話題がマスコミを通じて盛り上げられているが、結局のところは「接触した車体の一部がはぎ取られて残ったもの」ということになりそうだ。しかし、中には「犯人」のプロファイルをやってのける「犯罪心理学者」もいる。そういうコメントなどをネットのニュース検索で洗い出してみた。テレビの発言なんかも集められたら面白いんだろうけれども。
以下、google ニュースで「金属片」を検索した結果の600件余りのニュース記事、ならびにはてなブックマークで「金属片」を検索した結果から関連するものをまとめた。