「世界」と一致するもの

「たい焼き100周年」はウソ!かもしれない(中間報告)

2009年は「たい焼き生誕100周年」と報道されている。しかし、調べてみたところ、100年以上前に鯛焼の店が存在した可能性が浮上してきた。

今年は、東京・麻布十番のたい焼き老舗「浪花家総本店」が創業100周年を迎える。そのため「タイヤキ100周年」と報じられているのだが、どうやらことはそう単純にはいかない。浪花家総本家の創業に当たる明治42年(1909年)よりも以前、明治39年にたい焼き店が存在した可能性を示唆する当時の新聞記事を発見した。

たいやきの発祥はいつ、どこなのか。現時点では結論は出ていないが、少なくとも「2009年はたい焼き100周年」説には明確な根拠がなく、さらに起源がさかのぼる可能性が高いことを報告する。

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「ワルシャワの鼻」観劇

9月9日、三軒茶屋の世田谷パブリックシアターにて「ワルシャワの鼻」を観劇した。

「ワルシャワの鼻」CUBE Group

キャスト:明石家さんま 生瀬勝久 羽野晶紀 山本太郎 徳永えり 山西惇 温水洋一 八十田勇一 小松利昌 杉本凌士 仲田育史 大迫茂生 坪内守 吉田鋼太郎

笑いあり、ほろりとさせるシーンありの3時間オーバー。テンポよく展開する芝居が楽しめた。やっぱり、さんまは天才である。

ワルシャワの鼻

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鳩山由起夫論文『私の政治哲学』の英訳を原文と比較

第93代内閣総理大臣となる鳩山由起夫氏の論文「私の政治哲学」(いわゆる「鳩山論文」)が、英米にて抄訳されて「反米的」とされているという。このブログでは、その内容についてはさておき、実際に「ニューヨーク・タイムス」ウェブサイトに掲載された抄訳をもう一度日本語に戻し、どの部分が紹介され、どの部分が紹介されなかったのか、あるいはどのように改変されていたのかを検証してみたい。

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幸福実現党の研究(10)幸福実現党/幸福の科学のゆくえ

幸福実現党結成から衆院選出馬し、全員落選したという結果が出た今の時期における「幸福実現党の研究」は、今回の記事でひとまず締めくくることとする。

二転三転の末、教祖である「国師」大川隆法総裁自らが出馬し、そして、落選した。この事実は非常に大きい。再臨の仏陀であり、エル・カンターレである大川隆法氏に投票せず、その正法に賛同しなかった日本国民を、幸福の科学がどう解釈するか……。

2009年8月16日。二転三転した大川隆法総裁自身の出馬に関して、最終的に「出馬」を確定した日である。これは「幸福の科学」の歴史において、大きなターニングポイントとして記憶されるべき日付となるだろう。

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幸福実現党の研究(9)陰謀説の流布、「オウム武装化」と同じ道

かつて、オウム真理教・真理党は衆院選で敗退したとき、「選管によって票が操作された」と主張した。一方、幸福の科学・幸福実現党は「主要なマスコミの既存政党重視の姿勢が強く、日々の選挙報道など、新しい政党としては、参入障壁を感じた」(幸福実現党 東京都議会議員選挙の結果を受けて)と主張している。この「マスコミの陰謀」を始めとする陰謀説が、幸福実現党・幸福の科学内部で広まり始めているようなのである。

そして、衆院選で敗北したオウム真理教・真理党と同じ道筋を歩もうとしているように思われてならない。

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幸福実現党の研究(8)衆院選得票数・得票率の分析

GIGAZINEなどで、今回の衆院選についての幸福実現党得票数の集計が出ている。いずれも都道府県・市町村ごとの政党得票数という観点で、GIGAZINEの場合は特に信者数を知りたいということのようだ。

この研究では、得票数だけではなく得票「率」もチェック、信者数だけでなく「なぜその選挙区は得票数/得票率が高かったのか」を検証していきたいと思う。また、幸福実現党に敗れた候補、選挙協力は実際に効果があったかどうかについても分析した。

幸福実現党の得票数まとめについては、幸福実現党 - 閾ペディアことのはページの最後のリンクを参照してください。

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幸福実現党の研究(7)幸福の科学/幸福実現党活動年表

衆議院選挙の結果も判明し、幸福実現党が一議席も取れずに終わった。このあたりで幸福実現党の「政策・教義」ではなく「行動」について触れてもよいだろう。

「今起こっていることを理解したければ、まずタイムラインを作ることだ」と、あるメルマガ発行人が語っていた。そこで、幸福実現党の研究に関しても、事実関係のタイムラインに沿って調べることとした。以下、『ザ・リバティ』2009年7月号「幸福実現党結成!」特集号、幸福実現党公式サイトのプレスリリースpdfという幸福実現党側の資料に加え、一般報道その他の資料をもとにまとめた。敬称略。

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幸福実現党の研究(6)衆院選の主要政策三本柱

実は、最初は『ザ・リバティ』7月号(「幸福実現党」結成!特集)と書籍『幸福実現党宣言』をもとに検証しようと考えていたのだが、『新・日本国憲法試案』でその要旨はほとんどカバーされてしまった(本研究第4回参照)。また、この間に東京都議会選挙があり、そして解散総選挙が行なわれることとなった。そのたびに、強調される部分は変化してきた。

幸福実現党の政策・思想のひとまずの締めくくりとして、幸福実現党オフィシャルページの「幸福実現党|幸福実現党の主要政策」を検証したい。もっとも、これは2009年8月の最新版である。幸福実現党の主張そのものは結党以来数か月、特に変わっているわけではなく、ただ、強調される部分や順序が違っているだけである。したがって、現時点での最新の表現をもとに、『幸福実現党宣言』の内容を参照するかたちで検証を進めたい。

幸福実現党宣言 -この国の未来をデザインする
大川 隆法
幸福の科学出版 ( 2009-06-01 )
ISBN: 9784876883967
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

なお、幸福実現党が結党以来行なってきた「行動」についての検証は、衆院選終了後に回したいと思う(最初のうちは、幸福実現党の発表する候補者の中で有名人や士業の人たちをピックアップしていたのだが、あまりにも変化が激しいのでそのうち追いかけきれなくなってしまったというのもある)。

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幸福実現党の研究(5)金正日守護霊の霊言

最初に断っておくが、今回の研究にあたっては、関連図書すべてを読み込んでいるわけではない。幸福実現党宣言シリーズも1と4しか買っていない。しかし、ここで取り上げた書籍についてはすべてちゃんと購入している。それは、公刊された書籍・雑誌に掲載された内容をもとにしなければ、「守護霊メソッド」のように、相手が言っていないことを勝手にでっち上げて批判するという恐ろしいあやまちに陥ってしまうからである。

そして、この研究は幸福実現党に「投票するな」でもなければ「投票せよ」でもない。ただ単に彼らの主張を記録し、分析し、そして私の一個人としての感想を添えているものである。アジテーションやプロパガンダではなく、また何かを笑って喜ぶようなものでもなく、幸福実現党の主張する政策についての判断材料をまとめておくのが目的である。

さて、そんな前置きが吹っ飛んでしまうのだが、タイトルを見た瞬間に、これは買っておかねばなるまい、と手を伸ばしていたのがこの本だ。

金正日守護霊の霊言
大川 隆法
幸福の科学出版 ( 2009-07-24 )
ISBN: 9784876883714
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

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幸福実現党の研究(4)新・日本国憲法試案

幸福実現党を調べるためには、その「憲法」を見ることが必要だろう。やたらと字の大きいハードカバーだが、『幸福実現党宣言(4) 新・日本国憲法試案』を検証したい。

新・日本国憲法 試案-幸福実現党宣言4 (OR BOOKS)
大川 隆法
幸福の科学出版 ( 2009-07-08 )
ISBN: 9784876883530
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

前文+全16条、十七条憲法とほぼ同じ条文数となる。書籍に掲載された「第2章「新・日本国憲法 試案」講義」(コンメンタールだな)も参照しつつ、研究してみたい。ちなみに、講義については大川隆法氏自らが語っている動画がアップされている(幸福実現党|新・日本国憲法試案)。

なお、このエントリーはかなり長文なので、結論だけ読みたい方は、ページの下の方を見ていただきたい。

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