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「13日の金曜日」恐怖症が広まったのはわずか100年前だった
2009年11月13日は「13日の金曜日」である。何か西洋的な根拠で不吉な日だと思われているが、それは特に根拠があるわけではない。仏滅が悪日だというのと同じくらいの迷信だが、それでもこの日に結婚式を挙げるのは、欧米圏では、友引に葬式を挙げるくらい忌み嫌われる。
その起源は北欧神話だとかキリスト教だとかいろいろ言われているが、実はどれも根拠は薄い。そもそも、昔から「13日の金曜日」が不吉だと言われていたわけではないのだ。「13」という数字、「金曜日」という日を忌避する傾向はあったが、それを組み合わせた「13日の金曜日」が特に不吉な日とされるようになったのは、わずか100年前、1907年の小説、トーマス・ウィリアム・ローソン(Thomas William Lawson)著『13日金曜日(Friday, the Thirteenth)』がきっかけだった。
バレンタインデーの起源と歴史
バレンタインデーの起源について、以前やっていたサイトのために書いた記事データが見つかった。読み返してみると、多少宗教性を除くように修正すれば使えそうなので、今回、ここに新版で公開することにした。
近代サンタクロースの生みの親はブッシュ大統領のご先祖様だった
クリスマスシリーズ第3弾は、近代サンタクロースのもとになった「聖ニコラスの訪問記」という詩の作者が、ムーアではなくリヴィングストンだったという話をさらに突っ込んでみる。アメリカでは定着しつつあるようだが、日本では話題にもならず。大体、その詩も「赤鼻のトナカイ」ほど有名じゃないし、作者名なんかもっと有名じゃないから仕方ないかもしれない。ただ、ウェブ上では岩波新書の葛野浩昭著『サンタクロースの大旅行』(98年刊)の孫引きばかりで、現時点では間違った(あるいは古い)記述になってしまっているので、その点は正しておきたい。
サンタクロースと聖ニコラウスとコカコーラ
サンタクロースの直接の起源が聖ニコラウスであることはよく知られている。しかし、その聖ニコラウスは地中海の出身なので、トナカイとも雪とも関係がない。サンタクロースが生まれるまでの歴史をまとめたクリスマスの由来第2弾。
クリスマスは非キリスト教的起源を持つ
クリスマスの起源について、以前やっていたサイトのために書いた記事データが見つかった。読み返してみると、多少宗教性を除くように修正すれば使えそうなので、今回、ここに新版で公開することにした。
当時は、何も考えずに楽しんでいる年中行事について、その宗教的起源を探り、さらにその歴史を見ることによって、本来の宗教的意義が大きく変化してきたことを明らかにしようという目的があった。
しかし、現在は単に歴史を知るという観点からここに紹介することとする。まず第1話はクリスマスという言葉そのものの由来と、クリスマスという行事の歴史である。