ブロゴスフィアの中で
※2002年10月09日付ニュージーランド・ヘラルド紙「ブロゴスフィアの中で」という記事の翻訳です。
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ウェブログ、あるいは「ブログ」の人気が爆発している。推定50万人のブロガーがオンラインにあり、新しいブロガーが40秒に一人加わっている。
主流となっているオンライン出版社は時流に乗ってブロガーたちを社員に招き、企業はイントラネットやウェブサイトでブログを使った実験をしている。
ブログすることは、Pitas、Diaryland、Pyra LabのBloggerなど、押しボタン式の自己出版ツールによって、だれでも日記や日誌をオンラインで運営するのが簡単になった1999年半ばに人気が沸騰し始めた。
9月11日テロ攻撃後、CNN、BCC、Yahooといったニュースサイトに読者が殺到して困っていたとき、ブロガーたちは独自の写真・ビデオ・音声・一人称による報告・生存者リスト・予測どおりの論評を発表して地位を確立した。
ジム・ロムネスコ Jim Romenesko(MediaNews Weblog)、グレン・レイノルズ Glenn Reynolds(Instapundit)、ダン・ギルモア Dan Gillmor(eJournal)、ヴァージニア・ポストレル Virginia Postrel(The Scene)、ドク・シールズ Doc Searls(The Doc Searls Weblog)、アンドリュー・サリヴァン Andrew Sullivan(Daily Dish)らが「Aランク」ブロガーであり、熱心な追従者を集めている。
ブロガーたちはおもしろいニュース記事へのリンクを公表し、風変わりなサイトを見つけ出し、自分たちの論評を添える。興味をそそるサイトや人気あるブロガーによって投稿された記事は、蜜のありかを教えるために踊るミツバチに似ている。
リンクは訪問され、それから幾何級数的に再投稿され、「コピー&ペースト」などと口にするよりも早く、ブロガーたちのハチの巣全体がクリック&リンクで踊っているのである。
ユーモア、皮肉、権威への蔑視が、最も人気あるブログの特徴である。
ブロガーはわめいたりうめいたり、コメントしたり批評したり、創作したものやオンラインで見つけたものによって我々に大笑いさせたり衝撃を与えたりすることができるが、最悪のブログは自分のヘソを眺めて過ごしすぎており、トーストくらい当たり障りがない。
他の社会集団と同様、ブロガーも自分たちの専門語を持っている。
人気のあるものとしては、ブログロール(お気に入りウェブログ)、ブロ下痢(短い時間に何度もウェブログに投稿する)などがある。ブロ便秘(ブログスティペーション)はブロ下痢の逆で、前回のブログ投稿との間に間が開いてしまうこと。ブログプリマドンナは一日数千ヒットのあるブログである。
Slashdot、Metafilter、Blogcriticsといったグループブログも登場している一方、たとえばラグビー、ペット、乳ガン、写真、キリスト教などの特別な趣味、健康の話、社会的関心を扱っているものもある。
最もよく引用されたニュースやブログ記事の一覧を表示しているのは、DaypopやBlogdexなどのインデックスである。
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