「X記号」の版間の差分
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これは文盲の人のサイン代わりにも使われる。この目的のために使われるx記号が正式なものとして扱われるためには、立ち会いが必要である。 | これは文盲の人のサイン代わりにも使われる。この目的のために使われるx記号が正式なものとして扱われるためには、立ち会いが必要である。 | ||
動詞としては、「X印を付ける」「抹消する」という意味になる。xマークかチェックを記すための「□」を書くことは、特に印刷物や文書では普通のことである。 | 動詞としては、「X印を付ける」「抹消する」という意味になる。xマークかチェックを記すための「□」を書くことは、特に印刷物や文書では普通のことである。 | ||
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キリスト教世界では、XはXristos(キリスト)の頭文字(あるいは十字架=Cross)を意味する聖なるシンボルでもあった。しかし、十字架から「死」「不運」「不幸」「苦難」、さらに俗語的用法として「ペテン」「八百長」「不正」などを意味することもある。また、数学的には「未知数」を意味することもある。 | キリスト教世界では、XはXristos(キリスト)の頭文字(あるいは十字架=Cross)を意味する聖なるシンボルでもあった。しかし、十字架から「死」「不運」「不幸」「苦難」、さらに俗語的用法として「ペテン」「八百長」「不正」などを意味することもある。また、数学的には「未知数」を意味することもある。 | ||
日本語における否定の「[[×]](バツ印)」は、このx記号の影響を受けているとも考えられる。 | 日本語における否定の「[[×]](バツ印)」は、このx記号の影響を受けているとも考えられる。 | ||
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2009年3月11日 (水) 21:20時点における最新版
x記号(x mark, cross, x, ex, or exmark)は、x, ×, X, ✕, ☓, ✖, ✗, ✘等々と表記される記号である。
用法
x記号は否定(たとえば「いいえ、これは確かめられていません」「いいえ、わたしは同意しません」)として使われる一方、逆に断定(たとえばBallot(全候補者名が印刷されている無記名投票用紙)や、地図上の場所を示すためのx印など)としての概念を表わすために使われることもある。いずれにしてもチェック記号の反対として使われることが多い。
これは文盲の人のサイン代わりにも使われる。この目的のために使われるx記号が正式なものとして扱われるためには、立ち会いが必要である。
動詞としては、「X印を付ける」「抹消する」という意味になる。xマークかチェックを記すための「□」を書くことは、特に印刷物や文書では普通のことである。
由来・起源
キリスト教世界では、XはXristos(キリスト)の頭文字(あるいは十字架=Cross)を意味する聖なるシンボルでもあった。しかし、十字架から「死」「不運」「不幸」「苦難」、さらに俗語的用法として「ペテン」「八百長」「不正」などを意味することもある。また、数学的には「未知数」を意味することもある。
日本語における否定の「×(バツ印)」は、このx記号の影響を受けているとも考えられる。