エステル類

エステル類は精油成分の一種。

化学的特徴

2個の鎖状炭素骨格にエステル結合-COO-したもの。カルボン酸がアルコールと反応して生成。

水が加わると加水分解されてしまう。

○○酸△△、○○酸エステルと呼ばれる。あるいは、語尾に「エート」「エステル」がつく。

作用

• 鎮痙作用、自律神経調整作用、鎮静作用
• 鎮痛作用、抗炎症作用
• 皮膚刺激はほとんどなく、安全
• フルーティーな香りを持つ

詳細

酢酸リナリル（リナリルアセテート）

• ラベンダー、クラリセージ、ベルガモット、ネロリ
• 鎮静作用、抗炎症作用

酢酸ベンジル（ベンジルアセテート）

• ジャスミンアブソリュート、イランイラン
• 興奮作用

アンゲリカ酸エステル

• カモミール・ローマン

精油成分

• モノテルペン炭化水素類
  • リモネン - δ-3-カレン - γ-テルピネン - α-ピネン
• セスキテルペン炭化水素類
  • カマズレン - サンタレン - パチュレン - β-カリオフィレン - ベチベン
• モノテルペンアルコール類
  • ゲラニオール - シトロネロール - テルピネン-4-オール - ネロール - メントール - ラバンジュロール - リナロール
• セスキテルペンアルコール類
  • ビサボロール誘導体 - サンタロール - ネロリドール - パチュリアルコール - ベチベロール
• ジテルペンアルコール類
  • スクラレオール
• フェノール類
  • オイゲノール - フェニルエチルアルコール
• アルデヒド類
  • シトラール - シトロネラール - クミンアルデヒド
• ケトン類
  • カンファー - メントン - ヌートカトン - cis-ジャスモン - ベチボン - ベチベロン -ダマスコン
• エステル類
  • 酢酸リナリル - 酢酸ベンジル - アンゲリカ酸エステル
• オキシド類
  • 1,8-シネオール
• ラクトン類
  • フロクマリン類（ベルガプテン）