「用紙サイズ」の版間の差分

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(新しいページ: '日本でよく使われる'''用紙のサイズ'''。 ==JIS== {| cellpadding="5" cellspacing="0" border="1" |A0サイズ |A倍判、A0判 |841mm×1189mm |ポスター等 |- |...')
 
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日本でよく使われる'''用紙のサイズ'''
+
日本でよく使われる'''用紙のサイズ'''一覧。ここでは紙の大きさと封筒の大きさを一覧にする(書籍のサイズについては→「[[判型]]」参照)。
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このページは、印刷データ作成のときに便利なように管理人がまとめた。なお、単位は特に明記しない限りすべてmmである。
  
 
==JIS==
 
==JIS==
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日本のJIS基準による紙サイズには、A列とB列がある。1929年に商工省が日本標準規格第92号として発表した「紙の仕上寸法」が元になっている。A列は国際規格と一致しているが、B列は日本独自のサイズである。
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なお、JISでは「原紙寸法(JIS P 0202)」「仕上がり寸法(JIS P 0138)」の2種類が定められている。裁断前(トンボ等含む)が原紙寸法、裁断後の寸法が仕上がり寸法となる。ここでは仕上がり寸法を基準にサイズを記している。仕上がり寸法より大きめの用紙は、一般に「A3ノビ」などの表現がとられることもある。
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 +
===A列===
 +
 +
A列はドイツ工業規格 DIN 476に準拠しており、A0からA10まで指定されている。縦横比は1:√2。この比率で面積が1m<sup>2</sup>になる用紙サイズを「A0」とした。それを半分にしてA1、さらに半分にしてA2……と決められている。ただし、端数は切り捨てる。
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 +
1929年、ドイツの規格を採用。日本政府は1993年4月から公文書をA判に統一することとし、1999年4月までには全都道府県もこれに倣った。現在、A4サイズはビジネス等においても基本のサイズとして使われている。家庭用プリンターも多くはA4サイズまでの対応となっている。
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{| cellpadding="5" cellspacing="0" border="1"
 
{| cellpadding="5" cellspacing="0" border="1"
 
|A0サイズ
 
|A0サイズ
 
|A倍判、A0判
 
|A倍判、A0判
|841mm×1189mm
+
|841×1189
 
|ポスター等
 
|ポスター等
 
|-
 
|-
 
|A1サイズ
 
|A1サイズ
 
|A全判、A1判
 
|A全判、A1判
|594mm×841mm
+
|594×841
 
|ポスター等
 
|ポスター等
 
|-
 
|-
 
|A2サイズ
 
|A2サイズ
 
|A半裁
 
|A半裁
|420mm×594mm
+
|420×594
 
|ポスター等
 
|ポスター等
 
|-
 
|-
 
|A3サイズ
 
|A3サイズ
 
|
 
|
|297mm×420mm
+
|297×420
|A4の倍の大きさ。よく使われる。
+
|A4の倍の大きさ。選挙ポスター等。
 
|-
 
|-
 
|A4サイズ
 
|A4サイズ
 
|
 
|
|210mm×297mm
+
|210×297
 
|最もメジャーな文書用紙サイズ
 
|最もメジャーな文書用紙サイズ
 
|-
 
|-
 
|A5サイズ
 
|A5サイズ
 
|
 
|
|148mm×210mm
+
|148×210
|大学ノートの大きさ。
+
|フライヤー等。
 
|-
 
|-
 
|A6サイズ
 
|A6サイズ
 
|
 
|
|105mm×148mm
+
|105×148
|
+
|小さめのフライヤー等。文庫本、はがきに近い。
 
|-
 
|-
 
|A7サイズ
 
|A7サイズ
 
|
 
|
|74mm×105mm
+
|74×105
 
|
 
|
 
|-
 
|-
 
|A8サイズ
 
|A8サイズ
 
|
 
|
|52mm×74mm
+
|52×74
 +
|
 +
|-
 +
|A9サイズ
 +
|
 +
|37×52
 +
|
 +
|-
 +
|A10サイズ
 +
|
 +
|26×37
 
|
 
|
 
|}
 
|}
 +
 +
===B列===
 +
 +
B列は日本独自の企画である(ISO規格にもB判があるが、日本のB判は大きさが違う)。もともとは、日本の江戸時代の公用紙である美濃紙による美濃判(障子紙の判型)を意識して作られた。
 +
 +
A列と同じく、縦横比は1:√2。この比率で面積が1.5m<sup>2</sup>になる用紙サイズを「B0」とした(したがって、同じ数字ならB列はA列の1.5倍の面積となる)。それを半分にしてB1、さらに半分にしてB2……と決められている。ただし、端数は切り捨てる。美濃判はB4判に近い大きさとなる。
 +
 +
1980年代までは公文書の九割がB列であったが、1990年代に国際基準であるA列に変わった。
 +
 
{| cellpadding="5" cellspacing="0" border="1"
 
{| cellpadding="5" cellspacing="0" border="1"
 
|B0サイズ
 
|B0サイズ
 
|B倍判、B0判
 
|B倍判、B0判
|1030mm×1456mm
+
|1030×1456
 
|ポスター等
 
|ポスター等
 
|-
 
|-
 
|B1サイズ
 
|B1サイズ
 
|B全判、B1判
 
|B全判、B1判
|728mm×1030mm
+
|728×1030
 
|ポスター等
 
|ポスター等
 
|-
 
|-
 
|B2サイズ
 
|B2サイズ
 
|
 
|
|515mm×728mm
+
|515×728
|ポスター等
+
|一般室内ポスター等
 
|-
 
|-
 
|B3サイズ
 
|B3サイズ
 
|
 
|
|364mm×515mm
+
|364×515
 +
|電車中吊り広告等
 +
|-
 +
|B4サイズ
 +
|
 +
|257×364
 +
|美術書など。
 +
|-
 +
|B5サイズ
 +
|
 +
|182×257
 +
|大学ノートの大きさ。
 +
|-
 +
|B6サイズ
 +
|
 +
|128×182
 +
|一般的な単行本の大きさに近い。
 +
|-
 +
|B7サイズ
 +
|
 +
|91×128
 +
|手帳など。
 +
|-
 +
|B8サイズ
 +
|
 +
|64×91
 +
|
 +
|-
 +
|B9サイズ
 +
|
 +
|45×64
 +
|
 +
|-
 +
|B10サイズ
 +
|
 +
|32×45
 +
|
 +
|}
 +
 
 +
===A・Bの派生サイズ===
 +
 
 +
{| cellpadding="5" cellspacing="0" border="1"
 +
|AB判
 +
|ワイド判
 +
|210×257
 +
|短辺はA4短辺(A5長辺)、長辺はB5長辺(B4短辺)と同じ。
 +
|-
 +
|}
 +
 
 +
==名刺==
 +
 
 +
名刺サイズはほとんどが4号サイズだが、欧米サイズも増えてきた。3号は女性に多かったが、最近は少ない。
 +
{| cellpadding="5" cellspacing="0" border="1"
 +
|7号
 +
|76×121
 +
|
 +
|-
 +
|6号
 +
|70×116
 +
|
 +
|-
 +
|5号
 +
|61×100
 +
|
 +
|-
 +
|'''4号'''
 +
|55×91
 +
|普通の「名刺サイズ」。
 +
|-
 +
|4号二折
 +
|110×91
 +
|上下に開くタイプの二つ折り。
 +
|-
 +
|4号長二折
 +
|55×182
 +
|左右に開くタイプの二つ折り。
 +
|-
 +
|欧米
 +
|51×89
 +
|英文。
 +
|-
 +
|3号
 +
|49×85
 +
|以前は女性に多かった。
 +
|-
 +
|小型4号
 +
|39×70
 +
|
 +
|-
 +
|}
 +
 
 +
==判型と原紙寸法==
 +
 
 +
書籍のサイズについては[[判型]]を参照のこと。ここではその原紙寸法をまとめている。
 +
 
 +
{| cellpadding="5" cellspacing="0" border="1"
 +
|A列本判
 +
|625×880
 +
|-
 +
|菊判
 +
|636×939
 +
|-
 +
|B列本判
 +
|765×1085
 +
|-
 +
|四六判
 +
|788×1091
 +
|-
 +
|AB判
 +
|880×1085
 +
|-
 +
|ハトロン判
 +
|900×1200
 +
|-
 +
|}
 +
 
 +
===菊判===
 +
 
 +
明治の中頃、それまでの新聞用の用紙(700×1000)が記事量増加とともに使いにくくなったため、日本橋の川上正助店が横浜にあるアメリカン・トレージング商会に注文してアメリカから輸入した紙の通称。24×36インチの寸法を縦横1インチずつ伸ばして25×37インチ(2尺1寸×3尺1寸)としたものである。
 +
 
 +
菊判という名称は、
 +
* 新聞の「聞(きく)」にちなんで菊印として売り出したから
 +
* 商標のダリアの花が菊に似ていたから
 +
という説がある。A列本判よりひとまわり大きい。
 +
 
 +
===四六判===
 +
 
 +
明治初年にイギリスの紙の規格「クラウン判」が輸入された。クラウン判は美濃判の約8倍の大きさに当たるため、大八ツ判と呼ばれた。この紙を4×8で断裁すると、横4寸2分、縦6寸1分の本になることから、明治後半からこの判型を四六判と呼ぶようになった。それから転じて、原紙の名称も四六判となったものである。B列本判よりひとまわり大きい。
 +
 
 +
===ハトロン判===
 +
 
 +
ハトロンの語源は「薬莢紙」(ドイツ語でPatronen Papier:パトローネン・パピアー)である。弾丸の薬莢を包む紙として、クラフトパルプを原料とする茶褐色・片艶の薄紙が使われていた。これは強度が高く、印刷適性にも優れていたため、軽包装や封筒などに用いられた。
 +
 
 +
このハトロン紙のサイズが3尺×4尺(909×1212)だったため、現在の900×1200のサイズをハトロン判と呼ぶ(ハトロン紙以外のハトロン判があることになる)。なお、ハトロン紙は第二次大戦ごろまで使われていたが、現在はクラフト紙が使われている。
 +
 
 +
==封筒の大きさ==
 +
 
 +
封筒の大きさには、角形系列・長型系列・洋型系列、国際規格、その他がある。
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 +
* 長形:縦サイズが横サイズの2倍程度ある封筒
 +
* 角形:縦サイズが横サイズの2倍より短い封筒
 +
* 洋形:長辺に封入口がある封筒
 +
 
 +
{| cellpadding="5" cellspacing="0" border="1"
 +
|長形1号(N1)
 +
|142×332
 +
|
 +
|定形外
 +
|A4たて2つ折・B4判ヨコ3つ折り
 +
|-
 +
|長形2号(N2)
 +
|119×277
 +
|JIS
 +
|定形外
 +
|A4ヨコ3つ折・B5判タテ2つ折り
 +
|-
 +
|長形8号(N8)
 +
|119×197
 +
|
 +
|定形
 +
|
 +
|-
 +
|長形3号(N3)
 +
|120×235
 +
|JIS
 +
|定形
 +
|A4判ヨコ3つ折り
 +
|-
 +
|長形13号(N13)
 +
|105×235
 +
|
 +
|定形
 +
|A4ヨコ4つ折り
 +
|-
 +
|長形14号(N14)
 +
|95×217
 +
|
 +
|定形
 +
|A4ヨコ4つ折り
 +
|-
 +
|長形30号(N30)
 +
|92×235
 +
|JIS
 +
|定形
 +
|A4ヨコ4つ折り
 +
|-
 +
|長形40号(N40)
 +
|90×225
 +
|JIS
 +
|定形
 +
|A4判ヨコ4つ折り
 +
|-
 +
|長形4号(N4)
 +
|90×205
 +
|JIS
 +
|定形
 +
|B5判ヨコ4つ折り
 +
|-
 +
|}
 +
 
 +
 
 +
{| cellpadding="5" cellspacing="0" border="1"
 +
|-
 +
|角形B3号
 +
|375×525
 +
|
 +
|定形外
 +
|定形外で最大サイズ。
 +
|-
 +
|角形A3号
 +
|335×490
 +
|
 +
|定形外
 +
|A3判
 +
|-
 +
|角形0号マチ付
 +
|290×382
 +
|
 +
|定形外
 
|
 
|
 
|-
 
|-
|B4サイズ
+
|角形0号(K0)
 +
|287×382
 +
|JIS
 +
|定形外
 +
|B4判、写真台紙
 +
|-
 +
|角形1号(K1)
 +
|270×382
 +
|
 +
|定形外
 +
|B4判
 +
|-
 +
|角形2号マチ付
 +
|250×335
 +
|
 +
|定形外
 +
|
 +
|-
 +
|角形2号(K2)
 +
|240×332
 +
|JIS
 +
|定形外
 +
|A4判
 +
|-
 +
|角形20号(K20)
 +
|229×324
 +
|JIS
 +
|定形外
 +
|A4判
 +
|-
 +
|角形A4号
 +
|228×312
 +
|
 +
|定形外
 +
|
 +
|-
 +
|角形3号マチ付
 +
|218×277
 +
|
 +
|定形外
 +
|
 +
|-
 +
|角形3号(K3)
 +
|216×277
 +
|JIS
 +
|定形外
 +
|B5判、書籍・雑誌
 +
|-
 +
|角形4号(K4)
 +
|197×267
 +
|JIS
 +
|定形外
 +
|B5判、書籍・雑誌
 +
|-
 +
|角形5号(K5)
 +
|190×240
 +
|JIS
 +
|定形外
 +
|A5判、書籍・雑誌
 +
|-
 +
|角形6号(K6)
 +
|162×229
 +
|JIS
 +
|定形外
 +
|A5判、新書判、八切
 +
|-
 +
|角形7号(K7)
 +
|142×205
 +
|JIS
 +
|定形外
 +
|B6判、文庫判
 +
|-
 +
|角形8号(K8)
 +
|119×197
 +
|JIS
 +
|定形
 +
|給料袋、月謝袋。
 +
|-
 +
|}
 +
 
 +
 
 +
{| cellpadding="5" cellspacing="0" border="1"
 +
|-
 +
|洋形特1号
 +
|138×198
 +
|
 +
|定形外
 +
|
 +
|-
 +
|洋形0号(Y0)
 +
|120×235
 +
|
 +
|定形
 +
|A4判ヨコ3つ折
 +
|-
 +
|洋形8号(Y8)
 +
|120×235
 +
|
 +
|定形
 +
|洋形0号と同じ
 +
|-
 +
|洋形長3号
 +
|120×235
 +
|
 +
|定形
 +
|洋形0号と同じ
 +
|-
 +
|洋形4号(Y4)
 +
|105×235
 +
|JIS
 +
|定形
 +
|A4判ヨコ3つ折
 +
|-
 +
|洋形4号タテ形
 +
|105×235
 +
|
 +
|定形
 +
|A4横3つ折
 +
|-
 +
|洋形5号(Y5)
 +
|95×217
 +
|
 +
|定形
 +
|A5判タテ2つ折
 +
|-
 +
|洋形5号タテ形
 +
|95×217
 +
|
 +
|定形
 +
|A5縦2つ折
 +
|-
 +
|洋形長4号
 +
|90×205
 +
|
 +
|定形
 +
|B5横4つ折
 +
|-
 +
|洋形6号(Y6)
 +
|98×190
 +
|JIS
 +
|定形
 +
|B5判ヨコ3つ折
 +
|-
 +
|洋形6号タテ形
 +
|98×190
 +
|
 +
|定形
 +
|B5横3つ折
 +
|-
 +
|洋形1号(Y1)
 +
|120×176
 +
|JIS
 +
|定形
 +
|招待状などのカード
 +
|-
 +
|洋形東京3号
 +
|120×170
 +
|
 +
|定形
 +
|定形郵便
 +
|-
 +
|洋形7号(Y7)
 +
|92×165
 +
|
 +
|定形
 +
|A5判ヨコ3つ折
 +
|-
 +
|洋形2号(Y2)
 +
|114×162
 +
|JIS
 +
|定形
 +
|郵政はがき
 +
|-
 +
|洋形2号タテ形
 +
|114×162
 +
|
 +
|定形
 +
|A4横・縦4つ折
 +
|-
 +
|洋形3号(Y3)
 +
|98×148
 +
|
 +
|定形
 +
|B5判ヨコ・タテ4つ折
 +
|-
 +
|}
 +
 
 +
 
 +
{| cellpadding="5" cellspacing="0" border="1"
 +
|-
 +
|B4
 +
|259×353
 +
|ISO
 +
|定形外
 +
|
 +
|-
 +
|B5
 +
|176×250
 +
|ISO
 +
|定形外
 +
|
 +
|-
 +
|B6
 +
|125×176
 +
|ISO
 +
|定形外
 +
|
 +
|-
 +
|C3
 +
|324×458
 +
|ISO
 +
|定形外
 +
|
 +
|-
 +
|C4
 +
|229×324
 +
|ISO
 +
|定形外
 +
|角形20号と同じ。A4判
 +
|-
 +
|B6/C4
 +
|125×324
 +
|ISO
 +
|定形外
 +
|
 +
|-
 +
|C5
 +
|162×229
 +
|ISO
 +
|定形外
 +
|角形6号と同じ。A5判
 +
|-
 +
|C6
 +
|162×114
 +
|ISO
 +
|定形
 +
|洋形2号と同じ。郵政はがき
 +
|-
 +
|DL
 +
|220×110
 +
|ISO
 +
|定形
 +
|
 +
|-
 +
|}
 +
 
 +
 
 +
{| cellpadding="5" cellspacing="0" border="1"
 +
|東京3号
 +
|120×170
 +
|定形
 +
|
 +
|-
 +
|国際A4
 +
|229×324
 +
|定形外
 +
|角形20号と同じ
 +
|-
 +
|ビッグ1
 +
|440×570
 +
|定形外
 +
|
 +
|-
 +
|ビッグ2
 +
|385×450
 +
|定形外
 +
|A3判用
 +
|-
 +
|ビッグ3
 +
|385×400
 +
|定形外
 +
|レントゲン大角判用
 +
|-
 +
|名刺入封筒9
 +
|65×105
 +
|
 +
|
 +
|-
 +
|名刺入封筒13
 +
|71×109
 
|
 
|
|257mm×364mm
 
 
|
 
|
 
|-
 
|-
|B5サイズ
+
|名刺入封筒16
 +
|86×120
 
|
 
|
|182mm×257mm
 
 
|
 
|
 
|-
 
|-
|B6サイズ
+
|プリペイド封筒(L)
 +
|115×80
 
|
 
|
|128mm×182mm
 
 
|
 
|
 
|-
 
|-
|B7サイズ
+
|プリペイド封筒(S)
 +
|100×68
 
|
 
|
|91mm×128mm
 
 
|
 
|
 +
|-
 +
|郵便書簡(ミニレター)
 +
|92×165
 +
|定形
 +
|サイズは折りたたんだとき
 
|}
 
|}
 +
  
 
{{DEFAULTSORT:ようしさいす}}
 
{{DEFAULTSORT:ようしさいす}}
 
[[category:印刷]]
 
[[category:印刷]]

2009年8月27日 (木) 13:30時点における版

日本でよく使われる用紙のサイズ一覧。ここでは紙の大きさと封筒の大きさを一覧にする(書籍のサイズについては→「判型」参照)。

このページは、印刷データ作成のときに便利なように管理人がまとめた。なお、単位は特に明記しない限りすべてmmである。

JIS

日本のJIS基準による紙サイズには、A列とB列がある。1929年に商工省が日本標準規格第92号として発表した「紙の仕上寸法」が元になっている。A列は国際規格と一致しているが、B列は日本独自のサイズである。

なお、JISでは「原紙寸法(JIS P 0202)」「仕上がり寸法(JIS P 0138)」の2種類が定められている。裁断前(トンボ等含む)が原紙寸法、裁断後の寸法が仕上がり寸法となる。ここでは仕上がり寸法を基準にサイズを記している。仕上がり寸法より大きめの用紙は、一般に「A3ノビ」などの表現がとられることもある。

A列

A列はドイツ工業規格 DIN 476に準拠しており、A0からA10まで指定されている。縦横比は1:√2。この比率で面積が1m2になる用紙サイズを「A0」とした。それを半分にしてA1、さらに半分にしてA2……と決められている。ただし、端数は切り捨てる。

1929年、ドイツの規格を採用。日本政府は1993年4月から公文書をA判に統一することとし、1999年4月までには全都道府県もこれに倣った。現在、A4サイズはビジネス等においても基本のサイズとして使われている。家庭用プリンターも多くはA4サイズまでの対応となっている。

A0サイズ A倍判、A0判 841×1189 ポスター等
A1サイズ A全判、A1判 594×841 ポスター等
A2サイズ A半裁 420×594 ポスター等
A3サイズ 297×420 A4の倍の大きさ。選挙ポスター等。
A4サイズ 210×297 最もメジャーな文書用紙サイズ
A5サイズ 148×210 フライヤー等。
A6サイズ 105×148 小さめのフライヤー等。文庫本、はがきに近い。
A7サイズ 74×105
A8サイズ 52×74
A9サイズ 37×52
A10サイズ 26×37

B列

B列は日本独自の企画である(ISO規格にもB判があるが、日本のB判は大きさが違う)。もともとは、日本の江戸時代の公用紙である美濃紙による美濃判(障子紙の判型)を意識して作られた。

A列と同じく、縦横比は1:√2。この比率で面積が1.5m2になる用紙サイズを「B0」とした(したがって、同じ数字ならB列はA列の1.5倍の面積となる)。それを半分にしてB1、さらに半分にしてB2……と決められている。ただし、端数は切り捨てる。美濃判はB4判に近い大きさとなる。

1980年代までは公文書の九割がB列であったが、1990年代に国際基準であるA列に変わった。

B0サイズ B倍判、B0判 1030×1456 ポスター等
B1サイズ B全判、B1判 728×1030 ポスター等
B2サイズ 515×728 一般室内ポスター等
B3サイズ 364×515 電車中吊り広告等
B4サイズ 257×364 美術書など。
B5サイズ 182×257 大学ノートの大きさ。
B6サイズ 128×182 一般的な単行本の大きさに近い。
B7サイズ 91×128 手帳など。
B8サイズ 64×91
B9サイズ 45×64
B10サイズ 32×45

A・Bの派生サイズ

AB判 ワイド判 210×257 短辺はA4短辺(A5長辺)、長辺はB5長辺(B4短辺)と同じ。

名刺

名刺サイズはほとんどが4号サイズだが、欧米サイズも増えてきた。3号は女性に多かったが、最近は少ない。

7号 76×121
6号 70×116
5号 61×100
4号 55×91 普通の「名刺サイズ」。
4号二折 110×91 上下に開くタイプの二つ折り。
4号長二折 55×182 左右に開くタイプの二つ折り。
欧米 51×89 英文。
3号 49×85 以前は女性に多かった。
小型4号 39×70

判型と原紙寸法

書籍のサイズについては判型を参照のこと。ここではその原紙寸法をまとめている。

A列本判 625×880
菊判 636×939
B列本判 765×1085
四六判 788×1091
AB判 880×1085
ハトロン判 900×1200

菊判

明治の中頃、それまでの新聞用の用紙(700×1000)が記事量増加とともに使いにくくなったため、日本橋の川上正助店が横浜にあるアメリカン・トレージング商会に注文してアメリカから輸入した紙の通称。24×36インチの寸法を縦横1インチずつ伸ばして25×37インチ(2尺1寸×3尺1寸)としたものである。

菊判という名称は、

  • 新聞の「聞(きく)」にちなんで菊印として売り出したから
  • 商標のダリアの花が菊に似ていたから

という説がある。A列本判よりひとまわり大きい。

四六判

明治初年にイギリスの紙の規格「クラウン判」が輸入された。クラウン判は美濃判の約8倍の大きさに当たるため、大八ツ判と呼ばれた。この紙を4×8で断裁すると、横4寸2分、縦6寸1分の本になることから、明治後半からこの判型を四六判と呼ぶようになった。それから転じて、原紙の名称も四六判となったものである。B列本判よりひとまわり大きい。

ハトロン判

ハトロンの語源は「薬莢紙」(ドイツ語でPatronen Papier:パトローネン・パピアー)である。弾丸の薬莢を包む紙として、クラフトパルプを原料とする茶褐色・片艶の薄紙が使われていた。これは強度が高く、印刷適性にも優れていたため、軽包装や封筒などに用いられた。

このハトロン紙のサイズが3尺×4尺(909×1212)だったため、現在の900×1200のサイズをハトロン判と呼ぶ(ハトロン紙以外のハトロン判があることになる)。なお、ハトロン紙は第二次大戦ごろまで使われていたが、現在はクラフト紙が使われている。

封筒の大きさ

封筒の大きさには、角形系列・長型系列・洋型系列、国際規格、その他がある。

  • 長形:縦サイズが横サイズの2倍程度ある封筒
  • 角形:縦サイズが横サイズの2倍より短い封筒
  • 洋形:長辺に封入口がある封筒
長形1号(N1) 142×332 定形外 A4たて2つ折・B4判ヨコ3つ折り
長形2号(N2) 119×277 JIS 定形外 A4ヨコ3つ折・B5判タテ2つ折り
長形8号(N8) 119×197 定形
長形3号(N3) 120×235 JIS 定形 A4判ヨコ3つ折り
長形13号(N13) 105×235 定形 A4ヨコ4つ折り
長形14号(N14) 95×217 定形 A4ヨコ4つ折り
長形30号(N30) 92×235 JIS 定形 A4ヨコ4つ折り
長形40号(N40) 90×225 JIS 定形 A4判ヨコ4つ折り
長形4号(N4) 90×205 JIS 定形 B5判ヨコ4つ折り


角形B3号 375×525 定形外 定形外で最大サイズ。
角形A3号 335×490 定形外 A3判
角形0号マチ付 290×382 定形外
角形0号(K0) 287×382 JIS 定形外 B4判、写真台紙
角形1号(K1) 270×382 定形外 B4判
角形2号マチ付 250×335 定形外
角形2号(K2) 240×332 JIS 定形外 A4判
角形20号(K20) 229×324 JIS 定形外 A4判
角形A4号 228×312 定形外
角形3号マチ付 218×277 定形外
角形3号(K3) 216×277 JIS 定形外 B5判、書籍・雑誌
角形4号(K4) 197×267 JIS 定形外 B5判、書籍・雑誌
角形5号(K5) 190×240 JIS 定形外 A5判、書籍・雑誌
角形6号(K6) 162×229 JIS 定形外 A5判、新書判、八切
角形7号(K7) 142×205 JIS 定形外 B6判、文庫判
角形8号(K8) 119×197 JIS 定形 給料袋、月謝袋。


洋形特1号 138×198 定形外
洋形0号(Y0) 120×235 定形 A4判ヨコ3つ折
洋形8号(Y8) 120×235 定形 洋形0号と同じ
洋形長3号 120×235 定形 洋形0号と同じ
洋形4号(Y4) 105×235 JIS 定形 A4判ヨコ3つ折
洋形4号タテ形 105×235 定形 A4横3つ折
洋形5号(Y5) 95×217 定形 A5判タテ2つ折
洋形5号タテ形 95×217 定形 A5縦2つ折
洋形長4号 90×205 定形 B5横4つ折
洋形6号(Y6) 98×190 JIS 定形 B5判ヨコ3つ折
洋形6号タテ形 98×190 定形 B5横3つ折
洋形1号(Y1) 120×176 JIS 定形 招待状などのカード
洋形東京3号 120×170 定形 定形郵便
洋形7号(Y7) 92×165 定形 A5判ヨコ3つ折
洋形2号(Y2) 114×162 JIS 定形 郵政はがき
洋形2号タテ形 114×162 定形 A4横・縦4つ折
洋形3号(Y3) 98×148 定形 B5判ヨコ・タテ4つ折


B4 259×353 ISO 定形外
B5 176×250 ISO 定形外
B6 125×176 ISO 定形外
C3 324×458 ISO 定形外
C4 229×324 ISO 定形外 角形20号と同じ。A4判
B6/C4 125×324 ISO 定形外
C5 162×229 ISO 定形外 角形6号と同じ。A5判
C6 162×114 ISO 定形 洋形2号と同じ。郵政はがき
DL 220×110 ISO 定形


東京3号 120×170 定形
国際A4 229×324 定形外 角形20号と同じ
ビッグ1 440×570 定形外
ビッグ2 385×450 定形外 A3判用
ビッグ3 385×400 定形外 レントゲン大角判用
名刺入封筒9 65×105
名刺入封筒13 71×109
名刺入封筒16 86×120
プリペイド封筒(L) 115×80
プリペイド封筒(S) 100×68
郵便書簡(ミニレター) 92×165 定形 サイズは折りたたんだとき