南都八景
提供: 閾ペディアことのは
ナビゲーションに移動検索に移動南都八景(なんとはっけい)は、臨済宗の僧、蔭涼軒真蘂(季瓊真蘂)の日記『蔭涼軒日録』に挙げた奈良の八景。寛正六年(1465年)、将軍・足利義政について春日詣でに来た日記に記されている。
瀟湘八景を模倣して日本の八景を選んだものとしては最古の八景となるが、必ずしも瀟湘八景にはとらわれていない。
- Google Mapsを使った位置表示:南都八景
南都八景
- 東大寺鐘(東大寺の鐘)
- 春日埜鹿(春日野のシカ)
- 南円堂藤(興福寺南円堂の藤)
- 猿沢池月(猿沢池の月)
- 佐保川蛍(佐保川のホタル)
- 雲居坂雨(雲居坂の雨)
- 轟橋旅人(轟橋の旅人)
- 三笠山雪(三笠山の雪)
雲居坂は、東大寺西大門跡の西を南北に伸びる坂。南から北へゆるやかに下っている。左京7坊大路。興福寺と東大寺の境界。
轟橋の場所には諸説があるが、東大寺西大門の南、みどりが池のほとりにかかっていたといわれる。