聖☆おにいさん Tシャツ元ネタ(4巻)
提供: 閾ペディアことのは
ナビゲーションに移動検索に移動
聖おにいさん第4巻のTシャツ文字元ネタ解説集。
表紙
その23
- ブッダ「最上の牛」
- ブッダの名前「ゴータマ」は、最上の牛という意味である。
その24
- ブッダ「ゴータマ」
- ブッダの名前。というか、自分の名前を胸に書いていていいのだろうか?
- ブッダ「はじめの七歩」
- ブッダは生まれてすぐ、七歩歩いたという伝説がある。なお、この話に関連する「天上天下唯我独尊」については、2巻表紙・その9にて解説している。
- イエス「山派」
その25
- ブッダ「金の鹿」
- ジャータカ(本生譚)に記された、仏陀の前世の一つ。
- イエス「粘土の雀」
- 聖書外典「トマスによるイエスの幼時物語」によるエピソード。グノーシス系の思想が入った外典であるため、非常に象徴的な説話となっている。
この少年イエスが五歳のときであった。雨が降って流れの浅瀬で遊んでいた折、流れる水を穴に集め、即座に清くしてしまった。しかも言葉で命じただけであった。
また柔らかい粘土をこね、それで十二羽の雀を形作った。これを作ったのは安息日の時のことであった。そしてほかのたくさんの子供たちが一緒に遊んでいた。
するとあるユダヤ人が、イエスが安息日に遊びながらしたことを見て、すぐに行って彼の父ヨセフに告げた。「ごらんなさい、あなたの子供は小川のほとりにいて、泥を取って十二羽の鳥を作り、安息日を汚した」。
そこでヨセフはその場所へ来て、それを見、大声をあげて言った。「何故安息日にしてはならないことをする」。するとイエスは手を打ってその雀に叫んで言った。「行け」。そうすると雀は羽を広げ、鳴きながら飛んで行ってしまった。
そしてユダヤ人たちはそれを見て驚き、言って長上の人たちに、彼らが見た通りに、イエスのなしたことを物語った。(『聖書外典偽典 第六巻』(教文館、1976)八木誠一、伊吹雄訳「トマスによるイエスの幼時物語」第2章)
その26
- ブッダ「(歯)×40」
- ブッダの三十二相の一つ「四十歯相」。すなわち40本の歯があり、雪のように白く清潔であるという。
- イエス「根比~べ」
- コンクラーベ(ラテン語でコンクラーウェ)は、ローマカトリック教会において枢機卿たちが新教皇を選ぶ「教皇選挙」。
その27
- ブッダ「うらぼんえ」
- 盂蘭盆会。詳細はお盆、盂蘭盆経を参照のこと。ただし、盂蘭盆経は偽経であり、ここに説かれた説話もすべて後世にでっち上げられたものである。
- イエス「るるど」
- 19世紀、聖母マリアが出現したというルルドの町。この回のTシャツはいずれも後世の話である。
その28
- ブッダ「あらかん」
- 阿羅漢。サンスクリット語でアルハット。尊敬されるべき修行者のことであり、高位の悟りを得た者である。
- イエス「ガリラヤ」
- ナザレのイエスが宣教を始めた場所。
その29
- ブッダ「スッドーダナ」
- ゴータマの父。サンスクリット語でシュッドーダナ、パーリ語でスッドーダナ。漢訳で浄飯王と訳される。父の名が「白米のご飯」、というブッダの台詞は正しい。
- イエス「ゲッセマネ」
- ゲッセマネの園は、イェルサレムのオリーブ山の北西麓の地名。オリーブの木が植えられた庭園だった。アラム語で「オリーブの油搾り」「オリーブの酒船」を意味するという。