Yahoo! Pipes
Yahoo! Pipes(パイプス)は、ウェブ中のコンテンツを収集し、処理し、マッシュアップするパワフルな合成ツールである。
Unix pipesと同様に、単純な命令を組み合わせてニーズに合った出力を作り出すことができる。
- 多くのフィードを結合させ、それから整理し、フィルターして、翻訳する。
- 好きなフィードをジオコード化して、インタラクティブ・マップに項目を表示させる。
- ウェブサイト上にウィジェット/バッジを置く。
- どのようなPipesの出力も、RSS、JSON、KMLその他の形式で得られる。
概要
Pipesとは何か?
Pipesとは、一般的なタイプのフィードを再編し、視覚的なエディターを使ってデータのマッシュアップを作ることのできるフリー・オンライン・サービスである。
Pipesを使えば、コードを1行も書くことなしに、独自のウェブプロジェクトを作ったり、独自のウェブサービスを公開・共有することができる。
パイプを作る
事前設定されたモジュールをカンバスにドラッグし、そのモジュールをPipesエディターでつないで、パイプを作る。
それぞれのパイプは、2つ以上のモジュールからできており、それぞれのモジュールは一つの特定の仕事を行なう。たとえば、Fetch(フェッチ=取り出し)モジュールで一つのフィードURLを引き出して、Sort(ソート=並べ替え)モジュールで指定した基準に基づいたフィードに並べ替える(利用可能なモジュールの完全なリスト参照)。
それぞれのモジュールは1つ以上の端子を持っており、それはインターフェースにおいては小さな円で表わされる。1つのモジュールの出力端子をクリックして、別のモジュールの入力端子への線をドラッグすると、モジュールをつなぎ合わせることができる。端子がつなぎ合わされた事典で、1つめのモジュールからの出力は、2つめのモジュールへの入力として使われることになる。
データ・フィード以外に、Pipesではユーザー入力フィールドもパイプに加えることができる。入力フィールドは、実行時にはフォームフィールドとして表示され、ユーザーがパイプに記入できるようになる。
Pipesを理解するのに最も手っ取り早い方法は、自分で1つ作ってみることである――早く始めるには、サンプルパイプをどれか編集してみよう。
パイプを共有する
パイプを作ったならば、Pipesのサーバー上にセーブしてから他のフィードと同じように呼び出すことができるようになる。Pipesでは、最大限融通がきくように、RSS 2.0、RSS 1.0 (RDF)、JSON、Atomフォーマットの出力を提供している。また、パイプを世界中に公開して共有することもできる。そうすれば、他のユーザーがクローンしたり、独自の改良を加えたり、独自の作品におけるサブコンポーネントとして使ったりすることができるようになる。