ブログ用語集(政治的)
Samizdata.netの「ブログ用語集」の翻訳。おそらく2002年半ばに公開された。
別項目を参照すべき用語には*が付いている。
用語の訳にはいくつかの案を並べておいた。直訳的なものから「超訳」的なものまで試訳として入れてある。なお、蛇足に近いが一部に訳註を(※......)として入れてある。
2003年10月26日03:35|
記事内容分類:04.ウェブログ用語集|
by 松永英明
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- Advocacy blog【主義主張ブログ】
- 名詞。(典型的には)政治的主義主張に焦点を合わせたブログ*。たいていのブログは明白に党派性を有するが、主義主張ブログの内容は活動家のメッセージを届けることを主目的として作られている。主義主張ブログは知ったかブログ*の下位分類であるが、時事ニュースはあまり強調せず、議論好きな性質を有している。
- Anti-idiotarian【反イディオタリアン/ウヨ厨】
- 名詞。基本的に不合理なメタ文脈(世界観)から生まれた莫大な政治的価値観に対して反対する人。反イディオタリアンたちは、広範囲な政治的党派にまたがって見られ、主な特徴として、強硬な意見を述べる合理的批判主義、一般的にタカ派的傾向、そしてノーム・チョムスキーに対するすさまじい嫌悪が見られる。
(チャールズ・ジョンソンによる造語)
使用法:「イスラエル政府による合理的な振る舞いへの最初の不満げな応答として、パレスチナ人指導部がもう一つの円形銃撃隊を作ったことについて、私は、多くの反イディオタリアンと同様に驚かずにいられない」- ペリー・ド・ハヴィランド。
参照:イディオタリアン、トランチ、ウォーブログ - Barking moonbat【月夜に吠えるコウモリ】
- 名詞。思想が何であれ、極端なことを言う人。
(ペリー・ド・ハヴィランドによる造語)
使用法:「《月夜に吠えるコウモリ》の定義。主張を貫こうとして正気を犠牲にする人」 (Adriana Cronin) - Blawg【ブロウグ/法律ブログ】
- 名詞。弁護士によって書かれたウェブログ、あるいは主に法律についての話題に関するウェブログ。
(おそらくデニス・M・ハウウェルによる造語) - Bleg【ブレグ/ブロ乞う】
- 動詞。(通常は情報、ときにはお金の)援助を乞う(beg)ために自分のブログを使うこと。こうする人を「ブレガー(blegger)」と呼ぶ。通常はユーモアを含む。
- Blog【ブログ】
- 1.名詞。weblogの短縮形。年代順に並んだテキストが一列あって、通常は横にサイドバー欄があり、頻繁に更新される形式という特徴を持つオンライン文書の一形態。2002年半ばの時点で、ブログの大多数は素人によるもの(例外は極めて少数の実験的なもののみ)で、単独の著者によって運営されている。
(おそらくPeter Merholz による造語)
使用法:「グレンは銃規制のばからしさに関する面白い記事をブログに書いた」
参照:ウォーブログ、日誌ブログ、知ったかブログ、専門ブログ、グループブログ
2.動詞。ブログに記事を書く。
使用法:「スティーブン・グリーンは今日、ちょうどウォツカの楽しみについてブログしたところである」「グローバリゼーションに関する「ニューヨーク・タイムズ」のクソ記事を読んで、私は現実の世界経済についてブログする必要性をひしひしと感じた」 - Blog Digest【ブログ要覧/ブログ読みブログ】
- 名詞。規則的に多くの他のブログについて報告または要約するブログで、たいていは日刊。ブログ読みブログは非常に有用だが、維持するのが難しく、不幸にも短命に終わる傾向がある。別名:Digest blog(要覧ブログ)
- Blog-site【ブログサイト】
- 名詞。混成ブログウェブサイト。内容の変化は断続的にしか起こらないことを特徴とする従来のウェブサイトと違って、ブログは常に更新され、日ごとに違うこともある。ブログサイトは、ウェブサイトの、有用だがあまり変化のない内容を示す「パンフレット」的な性質と、頻繁に更新されるサイドバー・ブログの組み合わせである。
(この文脈ではAdriana Croninによる造語) - Blogathy【ブロガシー/非ブロ気分】
- 名詞。その日のあなたのブログへの投稿について考えたくないとき。
(Michele Catalanoによる造語) - Blogerati【ブロゲラティ/ブログ知識人】
- 名詞。ブロゴスフィア*の知識人(インテリ)。
- Blogger【ブロガー】
- 1.名詞。ウェブログを所有または執筆する人。
2.名詞。Blogger.com、Evan Williamsによって作られ最も広まったブログ公開手段。www.blogger.com
- Blogger bash【ブロガー祭り】
- 名詞。ブロガーのためのパーティー。ブロガーの集まり。
(ペリー・ド・ハヴィランドの造語かも) - Blogger ecosystem【ブロガー生態系/ブロガー相関図/おとなりブロガー】
- 句。ブログ間のリンクを示す図表やリスト。同義:Blog ecosystem(ブログ生態系)
- Bloggerel【ブロゲレル/へぼブロ句】
- "doggerel"「狂詩」の変形。以前に何度も何度も何度も繰り返されて人々をうんざりさせてきたのに、ブログの上部に置かれている主張。
(The Pontificatorによる造語)
Bloggerverse【ブロガーヴァース/ブロガー宇宙】
- 名詞。ブロゴスフィア参照。
- Blogistan【ブロギスタン】
- 名詞。ブログの全体。コミュニティとしてのブログ。
ただし、この語はブロゴスフィア*全体よりも、ウォーブログ*全体、あるいは知ったかブログ*全体を意味することで使われることがある。
参照:ブロゴスフィア、ブロギヴァース - Blogiverse【ブロギヴァース/ブロ宙】
- 名詞。ブロゴスフィア参照。
- Blognoscenti【ブログノシェンティ/ブログ鑑定家】
- 名詞。ブログ鑑定家(※cognoscenti から)。
- Blogopotamus【ブロゴポタムス/ブログカバさん】
- 名詞。非常に長いブログ記事。
使用法:「ポール・マークスはまたSamizdata.netにブログカバさんを載せた」 - Blogorrhea【ブロゲリア/ブロ下痢】
- 名詞。ブログ上に異常なほど大量の記事を出すこと。
使用法:「えーと、48時間と4195語を費やして、我々は「意味ありげに」の定義をチェックするための辞書に到達した。その後で、我々はブロ下痢を調べるつもりだ」William Quick - Blogosphere【ブロゴスフィア/ブログ圏】
- 名詞。ブログ全体。コミュニティとしてのブログ。
(William Quickによる造語) - Blogroach【ブロッグローチ/ブロゴキ】
- 名詞。何もかもが気に入らず、最も不愉快な態度での投稿によってウェブログのコメント欄を荒らす読者。(※cockroach=コックローチ=ゴキブリ)
(Stacy Tabbによる造語) - Blogroll【ブログロール/ブログ馴れ合い】
- 1.名詞。ブログのサイドバーにあるリンク集で、たいていは他のブログへのリンクである。別名:blog roll(※logrollには馴れ合いの意味がある)
2.www.blogrolling.com のようなブログのリンク管理システム。
参照:サイドバーリンク - Blogspot【ブログスポット】
- 名詞。blogger.comによって運営されているブログ・ホスティングサーバー。他のどこよりも多くのブログがブログスポットで運営されている。
- Blogstipation【ブログスティペイション/ブロ詰まり】
- 1.名詞。何をブログするか考えられない状態、つまりブロガーのスランプ。
2.名詞。blogger.comがまたまたダウンしているために、ブログに記事を投稿できないこと。
(意味2はJim Treacher による造語) - Blogule【ブロギュール/ブロしずく】
- 名詞。「ミーム(文化の伝達や複製の基本単位 )」たりえるほどたいそうなものではないブログ上の記事内の概念あるいは要点(※globule「小滴」より)。
(Brian Micklethwait による造語) - Blurker【ブラーカー/出ブロ亀】
- 1.名詞。多くのブログを読んでも、コメントなどの証拠を残さずに去ってしまう人。ブログの静かなる観察者。
2.名詞。多くのブログを読むが、自分自身のブログを持っていない人。ブログウォッチャーまたはブログのぞき。
使用法:「でもミッキー、ぼくは自分のブログをもってないんだ! ぼくはブラーカーなんだ!」 - Clog Blog【クロッグ・ブロッグ/蘭ブログ】
- 名詞。オランダ語のブログ。(※clogはオランダ人を指す俗語)
- Commentariat【コメンタリアート/コメ階級】
- 名詞。ブログにコメントを残す人々の共同体。
使用法:「今日、SPAM野郎問題をどう修正すべきか、コメンタリアートから有用な提案があった」 - Commenter【コメンター】
- 名詞。多くのブログが提供している「コメント」欄に発言を記す人。
- Crud (Code)【カス(コード)】
- 名詞。クリッカブル・リンクや特殊文字やフォーマットされたテキストどころか、ページ上にタグが見えてしまうような正しくないhtmlでブログが出力されたとき、 過失から見えてしまったコードは「カス」である。
- DNQ/DNP
- 略語。引用禁止/印刷禁止。これらの言葉・コメントが他の人のブログに投稿されてはならない、と明記するために、オンラインのメールで使われることがある。
(一般のSFファンダムでの用法からGary Farberが応用) - Dead-tree media【枯木メディア】
- 句。紙媒体の新聞・雑誌。旧メディアともいわれる。同義:「枯木の上に」。
- Dowdification【ダウド化(する)】
- 名詞あるいは動詞。一語または数語を故意に省略すること。それによって、その文章がもはや理解できないが、その文章は、感情的な人格攻撃をするという書き手のニーズには合致している。その解釈が真実または文法的に完全であるか否かを問わない。
ジャーナリストのMaureen Dowd(モーリーン・ダウド)によって使われた習慣にちなむ(用語と実例の両方がブロゴスフィアでよく見受けられる)。
(James Tarantoによる造語) - Edu-blog【教育ブログ】
- 名詞。教育志向のブログ。同義:Edublog
- Ego-googling【エゴググる】
- 動詞。自分の著名度を調べるために、Googleで自分の名前を検索する。同義:e-googling、self-googling
- Fact-check (your ass) 【(てめえのケツを)内容チェックする】
- 動詞。報道でなされた疑わしい主張の真実性を調べるためにインターネット検索エンジンを使う。
(Ken Layne による造語)
使用法:「てめえらのケツを内容チェックできるんだぞ!」 - Fisk【フィスクる】
- 動詞。非常に批判的な方法に基づいて、記事を逐一、解体批評(脱構築)する。ブロゴスフィアにおいてしばしばこのような批判的記事の標的とされてきたジャーナリストのRobert Fisk(ロバート・フィスク)に由来する。
使用法:「オーリン・ユッドは、今日、「ニューヨーク・タイムズ」のひどい論文を手厳しくフィスクった」 - Flame【フレームする/煽る】
- 動詞。誰かを「フレームする」とは、敵対的な激しい発言をすることで、通常は個人の人格に対するものである。参照:Flame War(フレーム戦争)
使用法:「アンドリューは、妊娠中絶に関する意見に関して激しくブライアンをフレームした」 - Flame war 【フレーム戦争/煽り戦争】
- 名詞。極めて激しい言葉づかいが特徴的なインターネット経由の敵対的意見交換。
(この用語はブログのみのものではなく、インターネット全体を通して広く見受けられる) - Froglogs【フログログ/仏ログ】
- 名詞。フランス語圏ブログ。
- Google bomb【グーグル爆撃】
- 動詞。Google検索エンジンでの順位を高めるために、できるだけ多くのブログに語句を意図的に挿入する。いくつかは「ミーム戦争」の形式で行なわれる。
(Adam Mathes による造語) - Group blog【グループブログ】
- 名詞。複数のレギュラー著者がいるブログ*。同義:Groupblog 。
- Hitnosis【ヒットノーシス/アクセス症候群】
- 名詞。アクセスカウンターやコメント欄が前回(1分前)から増えていないかを確かめるために、ブラウザの「最新の情報に更新」をやめられなくなること。「キリ番」が迫っているとき(ブログのアクセスカウンターが1万とか10万とか25万とかになったとき)や、ある記事に対するコメント投稿が異常なほど殺到したときに起こりやすい。
(ペリー・ド・ハヴィランドによる造語) - Idiotarian【イディオタリアン/ブサヨ】
- 名詞。現実世界の著述にたいしてほとんど参照することのない、非合理主義者や主観主義者の価値観であると思われたものごとの主張に対して、乱用されている言葉。イディオタリアンはしばしば社会主義者(その真骨頂がノーム・チョムスキー)だが、古典的自由主義者や古典的保守主義者のこともある。イディオタリアン主義を定義する言葉は「それはすべて合衆国の過ちである」というものだ。これは通常、地政学的に適用されるが、ときには文化問題、経済問題、環境問題、天気、洗濯屋でなくなった靴下などについても出くわすことがある。
この用語は明らかに極めて党派的なものであるが、多くのブログで広範に使われている。これは新保守主義的「ウヨク」によってのみ使われる用語ではなく、中道左派やリバタリアンのブログでは、彼らの政治的思想の分派の中でも超現実主義的な一派を指すのに使われている。
参照:トランチ 、反イディオタリアン - Instapundited【インスタパンディットされる】
- 他動詞。あなたのブログがInstapundit.comで言及されるようにする。同義:Instalanche
使用法:「くそったれ、アクセスカウンターを見てみろよ! インスタパンディットされたらしい!」
参照:スラッシュドットされる - Interblog ... War【ブログ間○○戦争】
- 句。二つ以上のブログが、事実、政治、哲学などの話題について繰り広げる一連のやりとり。
(Natalie Solent による造語)
使用法:「Aintnobaddude.com、Heretical Ideas、Samizdata.netがまたブログ間銃戦争をはじめた」 - Journal blog【日誌ブログ】
- 名詞。個人的な日記のようなブログ。個人的な日誌ブログは、数的には最も一般的なブログである。たいていは極めて少数の読者を有する(たまには非常にあてになるが)。同義:Diary blog(日記ブログ)
日誌ブログは、ブログ界で三つの主要な(そして分離した)文化グループの一つであり、他の二つは専門ブログと知ったかブログである。
参照:にゃんこブロガー - K Log【Kログ】
- 名詞。参照:知識ログ。同義:Klog、K-Blog
- Kittyblogger【にゃんこブロガー】
- 名詞。専門的には、 ねこのことを書くためにブログを使う人たちであるが、たいていはありふれた日誌ブログ*の内容を表わすのに使う。形容詞としても使われるが、常に単数とは限らない。(※「ねこーヽ(´ー`)ノねこー」)
参照:日誌ブログ - Klogger【Kロガー】
- 名詞。会社の知識ログ*のために書く人。
- Knowledge Log【知識ログ】
- 名詞。企業の知識管理用ウェブログ。
参照:K log、K blog - Linguablog【リンガブログ/語ブログ】
- 名詞。言語学、語学、翻訳、地方化、絶滅に瀕している言語、母国語修得権、その他の言語に関する話題を中心に扱う専門的ブログ。
(Enigmatic Mermaidによる造語) - Link orgy【リンク祭り】
- 表現。ブロガーが多数のサイトからリンクされていることに気づいたとき、あるいは短時間でいくつかのブログロールに加えられたとき。
(James Martin による造語) - Link rot【リンク腐れ】
- 名詞。長期間にわたる巨大なリンク集は、リンク切れの数も多くなってしまう。
- Link whore【リンク淫売】
- 名詞。他のブロガーからリンクされるためなら何でもするようなブロガー*(この用語は通常、おかしみを込めている)。同義:Link slut(リンク売女)。どちらの用語も性別にはこだわらない。
- Linky Love【リンク恋愛】
- 名詞。相互リンクを参照。
(Dawson Jackson による造語) - Me-zine【ミージン/私雑誌】
- 1.名詞。ブログ(1の意味)。
2.名詞。一人で作っているウェブログ。
メモ:ミージンという用語はすでに使われなくなり、ブログに取って代わられつつある。
(もしかすると Dori の造語かも) - Meme【ミーム】
- 名詞。ミームは、自己複製する独自の概念と考えられる。これは、現実のウィルスやコンピューター・ウィルスのように、ミームは自己複製し、社会的・技術的ネットワークを通して人々に広められるという意味においてである。
(Richard Dawkinsによる造語)
使用法:「「我々の友人、サウジアラビア人」という皮肉なミームは、インターネットじゅうに広がり続けている」
メモ:厳密には「ブログ限定」の用語ではないが、ミームはブロゴスフィア*で非常に広く使われている。
参照:ミーム・ハック、ミーム戦争 - Meme hack【ミーム・ハック】
- 名詞。意味をひっくり返すために、意図的に概念や句を変えたり、異なった文脈で使ったりすること。同義:memehack
使用法:例えば、実際には資本主義を提唱するために「社会主義」的比喩を使う。
- Meme war【ミーム戦争】
- 名詞。グーグル爆撃*、コメント航空兵その他の技術的手段を使って、ミームを宣伝すること。
- Meta-blogging【メタブログする】
- 動詞。ブログすることについてのブログ記事を書く。同義:metablogging 。
- Minarchist【マイナーキスト】
- 名詞。アナーキストからの派生語。ときには夜警国家ともいわれる「小さな政府」の主張。適切な法と秩序を可能とし、共通の領土防衛だけを合法的に行なうことのできる国家である。
国家は個人の権利を強化するために存在してもよいが、「~をしなさい」ということはできず、それゆえ巨大な「政治に無関心な政治形態」で市民社会の境界を守るものである。
マイナーキストたちの中には、完全に国家のない無政府資本主義に至るための過渡的な状態と見る人たちもいれば、マイナーキーを安定した最終地点と見る人もいる。
これはブログ専用の用語ではないが、リバータリアンを主とする「知ったかブログ」では多用されているので、ここに入れた。 - Misting【ミストする】
- 動詞。他人の見解への反論であるという点ではフィスクするのと似ているが、ミストするのは攻撃性が弱く、通常はユーモラスである。「ミストする」のは通常、架空の意見交換の形式をとる。
「Misting」とは、実はMiSTingである――MST3K(ミステリー・サイエンス・シアター3000(Mystery Science Theater 3000))に由来する。これはコメディテレビ番組で、主人公たちは悪い宇宙人に捕らえられ、古いB級SF映画を見せられる、というものである。映画についての(ユーモラスな)コメントのやりとりがあった。
この用語は、ドイツ語を話すブロガーの間ではちょっと違った意味で使われている。 - Moblog【モブログ】
- 名詞。ラップトップ、パームトップ、最先端携帯電話などのモバイル機器によって維持されるブログ。モブログが示す事実とは、これらのシステムが「机から離れたブログ」に使われているということである。
- Movable Type【ムーヴァブルタイプ/モバブルタイプ】
- 名詞。人気の高いブログ作成ソフト。www.movabletype.org
- News blog【ニュースブログ】
- 名詞。知ったかブログ参照。
- Old media【旧メディア】
- 名詞。新聞、雑誌、主要なネットワークTV。参照:枯木メディア
- Permalink【パーマリンク/常置リンク】
- 1.名詞。ブログ書庫内の特定の記事へのリンクで、その記事がブログの表紙から消えても(つまり、書庫入りしたあとでも)そのままに残る。
2.名詞。[この意味では批判されているが]ブログロール(参照、意味1)内のリンク。 - Pilger【ピルジャーする】
- 動詞。ジョン・ピルジャー式で事実を破壊する。真実、内容チェックが乏しかったりなかったりするもの、乱暴な非難、陰謀論、徹底的な嘘を「略奪」する。(※ジョン・ピルジャーは英国のジャーナリスト。)
(Auberon Waughによる造語) - Ping【ピング】
- 1.名詞。ピングは、システム管理者ツールで、情報の自動化されたパケット(64バイト)をネットワークを通じて他に送信し、対象となったシステムの状態を確証するものである。
2.動詞。他のサイトにピングを送るとは、データの小さな自動化されたパケットを送って、トラックバック*などの予想される機能を働かせることである。
ピングは「パケット・インターネット・グルーパー(Packet INternet Grouper)」の頭字語である。 - Progblog【プログブログ】
- 名詞。「革新主義的ウェブログ」。様々な左翼的な政治的見解を表明しているブログ。
(Madeleine Begunによる造語) - Pundit blog【知ったかブログ】
- 名詞。知識人批評に焦点を合わせたブログ*。知ったかブログの内容の大部分は、既成メディアで現在流れている物語の分析または助言である。知ったかブログは、おおよそニュースブログと同じようなものである。同義:Punditblog
知ったかブログは、ブログ界での三つの主要な(そして大きく分かれた)文化的グループの一つである。他の二つとは、日誌ブログと専門ブログである。
典型的な知ったかブログはInstapundit.comである。 - RDF
- 名詞。RDFは、ウェブの内容を配給する形式である。資源記述骨格(Resource Description Framework)を表わす頭字語。
- RSS
- 名詞。RSSはウェブの内容を配給する形式である。RDFサイト要約(RDF Site Summary)とか本当に単純な配給(Really Simple Syndication)とか豊富なサイト要約(Rich Site Summary)とか(いろいろ)の頭字語。
- RTWT
- 略語。全文読め(Read The Whole Thing)。
(C. D. Harrisによる造語) - Reciprocal Link【相互リンク】
- 名詞。あなたが我々のブログへとブログロール*リンクするなら、我々もあなたのブログへブログロールするだろう。同義:リンク恋愛
- Sidebar【サイドバー】
- 名詞。たいていのブログのメインページの片側か両側の列で、通常はブログロール*リンクや、連絡先情報などが載っている。
- Sidebar links【サイドバーリンク】
- 名詞。ブログロールを参照。
- Slashdotted【スラッシュドットされる】
- 他動詞。あなたのブログがSlashdot.orgで言及されること。
参照:インスタパンディットされる
使用法:「うへえ! うちのホスティングサーバーが、過去12時間で一カ月分の帯域幅を使い切っちゃったよ! 我々はスラッシュドットされたに違いない!」 - Stripblog【ストリップブログ/コマ割りブログ】
- 名詞。マンガに関するウェブログ。マンガに関するものか、あるいは画像を扱っているもの。
- Take down【罵倒する】
- 動詞。「フィスクする」*に似ている。一点一点の反論。
- Tech blog【専門ブログ】
- 名詞。専門的な話題に焦点を合わせたブログ*。専門ブログは高い割合でグループブログ*でもある。同義:Techblog
専門ブログは、ブログ界での三つの主要な(そして大きく分かれた)文化的グループの一つである。他の二つとは、日誌ブログと知ったかブログである。 - Thread【スレッド】
- 名詞。ブログのコメント欄に投稿された一連の発言。会話として、またその話題に関して、連続している。
ブログでは、一つのブログ記事のもとでの関連するコメントを表現するのに使われるが、オンライン会議室(掲示板)と一層深く、密接に関わっている。その多くは「スレッド」形式を使っており、主要な「会話」から関連する枝葉の話が枝のように分かれ、どのコメントに返答したのかがわかりやすくなっている。ブログと会議室の混成物のなかには、この「スレッド」形式を公開コメント欄で使っているものもあるが、この用語はブログよりもやはり会議室と関連づけられるのが普通である。
使用法:「マイクがCold Furyについて述べたブログ記事には、個人銃所有の利点についての意見に関するおもしろいスレッドがついた」 - Trackback【トラックバック/参照元リンク通知】
- 1.名詞。ピング*が他のトラックバック対応ウェブサイト(通常は他のブログ)に送られて、そのサイトに、(通常は投稿された記事内から) リンクしたよということを伝えるシステム。その目的は、他のどこかの記事に言及している記事の主題を伝えることである。
2.動詞。該当するウェブログから情報源のウェブログへとトラックバックのピングをたどる。 - Tranzi【トランチ】
- 名詞。「超国家革新主義(Transnational Progressive)」に由来し、John Fonteによって広められた用語。超国家社会主義者。愛称としての用語ではない。(※国家社会主義ドイツ労働者党がNazi(ナチ)と略されたのに由来する)
(David Carr による造語) - Troll【釣る】
- 1.動詞。ヒットを釣るというのは、純粋に怒りの反応を生み出し(通常は標的となる読者に大量の電子メールショットを送ることが続く)、そしてそれに比例したアクセス数の増加をもたらすためだけに挑発的な記事を投稿することである。
2.名詞。釣りをする人。
使用法:「ジャスティン・レイモンドーはまたウォーブロガーを釣ってるな」
「釣り」は通常、形容語として用いられ、ニューズグループやメーリングリストでもブログと同様に広く用いられる用語である。 - the Wanker【ワンカー】
- 名詞。英国の左翼大判新聞「ガーディアン」紙。文字通りの意味は、英国の俗語「自慰をする人」である。常に形容語として使われる。
- Warblog【ウォーブログ/戦争ブログ】
- 1.名詞。2001年9月11日以後(たいていは2001年11月かそれ以降)に湧いて出てきた多数のブログ*の一種。大部分は少なくともはじめには、アルカイダの合衆国に対する攻撃の余波において、反イディオタリアン*的な発言を生み出した。ウォーブログは、本質的に知ったかブログ*の下位グループである。ウォーブログを運営する人がウォーブロガーである。
2.名詞。いつ始まったものであるかは問わず、テロリズム報道、戦争かテロリズムか、中東における対立を大きく、主に取り上げるブログ。
3.名詞。通常、一つまたはそれ以上のテロに関連する中東や中央アジア国家での合衆国の軍事介入に賛成する立場から編集されたブログ。
(おそらく、マット・ウェルチによる造語)
メモ:2002年半ばの時点で、多くの「ウォーブログ」は軍事、テロ、関連する政治だけを話題にすることは減っており、中には「ウォーブログ」と名乗るのをさっさとやめたものもある。
参照:反イディオタリアン。 - Weblog【ウェブログ】
- 名詞。ブログを参照。
- Webwaffle【ウェブの無駄口】
- 名詞。ブログに投稿された記事。
(Tony Millard による造語) - Whoring (for hits)【(アクセス稼ぎのために)淫売する】
- 自動詞。純粋に訪問者を増やすためだけにブログに投稿すること。この用語はユーモアを含んでいるが、常にそうとは限らない。
- XML
- 名詞。XMLはウェブの内容を配給するフォーマットである。「拡張可能なマークアップ言語(eXtensible Markup Language)」の頭字語。
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勉強になりました。
疑問を解決することができました。
ありがとうございました。