アットマーク

出典: 閾ペディアことのは

( から転送)

アットマーク(@、@)は、「at」の省略を意味する世界的な文字である。これは、経理や商品明細書で「単価」という言葉の速記として使われ始めた。

この文字の呼び方は、国によって異なる。英語では一般的にatと呼ばれ、「at sign」「asperand」「at symbol」と呼ばれている。ANSI/CCITT/ユニコードにおける文字コード規格においては、「commercial at」(商用のat)というのが正式な名称ととされている。

現在では、すべての電子メールアドレスで使われているため、この文字は普遍的なものとなった。

現在の日本では、メールアドレスで使われるほか、「松永@自宅」など、場所を表わす意味での「at」として使われることもある。

目次

アットマークの歴史

アットマークの起源については、いくつかの説がある。

  • 中世の修道士が、数字の後にくるラテン語ad (at, toward, by, aboutといった意味)を縮めた。Berthold L. Ullmanの『Ancient Writing and Its Influence』(1932)によると、このシュテューデルの形をした記号は修道院写字室の修道士によって作られた。これは普通のラテン語の単語「ad」の略で、これは文脈に応じて「to」とか「toward」とか「near」とか「at」というような意味になった。修道士は「a」を書いて、そのまわりに「d」の一部を書いたのである。一千年ほど後、@は単価を示す方法としてビジネスで用いられるようになった。会計簿や商品明細書で、人々は「ベルト5人分 @$1.20」とか「砂糖10ポンド@ 20セント」と書くようになった。
  • 15世紀スペイン語の重さの単位アローバ(arooba)を表わす符号。
  • ギリシア語の前置詞ανά(ana アナ)の省略で、商用では「~の割合で」の意味。
  • 1537年5月4日、フィレンツェの商人フランチェスコ・ラピ(Francesco Lapi)が文書に「@」と書いていると発表したイタリア人学者がいる。(詳細は後述)
  • ノルマンフランス語で「それぞれ」の意味の「at」を表わす「à」は、英語の商業証票や台帳の会計速記表記で「2 widgets à £5.50 = £11.00」というように使われた。これは現代フランス語とスウェーデン語でも同様に使われている。この説によれば、アットマークは、「à」を書くときにページから手を持ち上げずにかくための様式化された形だということになる。フランス語の筆記体での「@」と「à」の近似は、ストリート・マーケットの記号に見られる。

1880年代、タイプライターのキーボード上にも登場し、その直後、ライノタイプその他の文字入力機のキーボードにも組み入れられた。

「@」は、ニューヨークのランバート・タイプライター社で作られた1902年モデルのランバート・タイプライターに存在していた。

20世紀前半にはビジネスの時流から外れていったが、誰もそれを排除しようと思わなかったようで、機械の上から消えることはなかった。そのため、1970年代のテレタイプ・キーボード(電信会社・通信社が使う)には残っていた。

1961年のIBMセレクトリック・タイプライターのキーボードにもアットマークが含まれているなど、標準的な商用タイプライター文字となっていたので、1963年に初めて制定されたASCII文字にも含まれることとなった。

1971年、MIT卒業生のレイ・トムリンソン(Ray Tomlinson)が、電子メールアドレスに@を初めて使ったとされている。トムリンソンはマサチューセッツ州ケンブリッジで、後にインターネットとなるものを作るために国防総省の仕事を請け負っていたコンピューター会社の一つBolt Beranek & Newman社で働いていた。ネットワークに接続された15台のアメリカのコンピューターの間でファイルを転送する方法を作ろうとしていたのだ。あるファイルが一つのコンピューター内ではなく、他のコンピューターとの間でやりとりされたことを示すことが必要だったので、@を選んだ。

「ローカルじゃなくて、他のホストにある('at' some other host)ユーザーだということを示すために、@記号を使ったんだ」

トムリンソンの研究室には2台のコンピューターがあり、別々にネットワークに接続されていた。1971年、最初のメッセージが会社の一つのコンピューターから別のコンピューターへと送信された。2台は同じ部屋にあったが、ネットワーク経由で送信された。トムリンソンは最初の電子メールアドレスを作った。「tomlinson@bbn-tenexa」である。トムリンソンは、そのとき送ったメッセージが何だったか覚えていないが、「それは多分、標準キーボードの一番上の列の文字、QWERTYUIOPだったかもしれない」という。

16世紀フィレンツェの商人が「@」を使っていたことについての報道

商人@フィレンツェが500年前に最初に書いた

インターネット時代の通信では当たり前になっている文字、電子メールアドレスに使われる「@」(アットマーク)は、500年前のイタリアの商人による古い発明である、とローマの学者が発表した。
サピエンサ大学の歴史学教授ジョルジオ・スタビレ(Giorgio Stabile)は、重さまたは質量の単位を示す文字としてこの記号が最も早く周知されていた例を偶然見つけたという。
教授は、アットマークが1アンフォラ(amphora)を表わす記号であったという。アンフォラは、古代地中海世界で穀物や液体を運ぶのに使われた素焼きの壷に由来する容積の単位である。
それが最初に使われた例は、1536年、フィレンツェの商人が書いた手紙に見られるという。
フランチェスコ・ラピ(Francesco Lapi)という名の商人がセビリアからローマへ送った文書には、南米からの宝物を運んできた3隻の船がスペインに到着したと書かれている。
「ワイン1アンフォラ、30分の1バレル、ダカット金貨で70か80の価値がある」とラピ氏は相手に書いている。ここで、アンフォラを表わすのに、「a」のしっぽが丸まった、現在よく知られている文字が使われているのである。
スペイン語でアットマークを意味するアローバ(arroba)も、重さまたは質量の単位である。それは、16世紀末には、11.3kg(25ポンド)か22.7リットル(6ガロン)と等しかった。
「今まで誰も、アットマークがこの記号に由来することを知らなかった。この記号は、中世とルネッサンスの間の時期にイタリアの商人が商用文字として生み出したもの。「a」のまわりの輪は、その商用文字の典型である」とスタビレ教授は語る。
教授は、トレッカーニ百科事典に載せるため、20世紀の視覚史を研究する過程で、この古代の文字を発掘した。
現代のイタリアのネットユーザーが「キオッチョラ」(la chiocciola=カタツムリ)と呼ぶこの文字は、北ヨーロッパへの貿易ルートに従って広がり、そこで現在の経理における意味「単価」になっていったのだという。
20世紀初めの英語タイプライターキーボードを経て、あまり使われない記号であったために、アメリカのインターネット・エンジニアのレイ・トムリンソンによって、ユーザー名とドメインアドレスを分ける印として選ばれることとなった。
スタビレ教授は、イタリアの銀行には、この記号の記されたさらに古い文書が書庫に残ったまま忘れられているかもしれない、と考えている。(以下略)

アットマークの用法

現代の英語の用法では、「@」は商用記号で、「単価」の意味である。これは財政文書や食料雑貨屋の値札にまれにつかわれてきたが、標準的な組み版では使われない。

現在最もよく使われているのは、(SMTPによって送信される)電子メールで使われるもので、daresore@nantara.comというように使われる。レイ・トムリンソンが1971年にこの使い方を導入したとされている。「user@host」形式で「場所を意味するat」としてこの記号を使うレイは、他のツールやプロトコルにも見られる。

使用法は一定ではないが、「@」は様々なプログラミング用語で使われている。

様相論理学では、特に可能世界を表現するとき、「@」が現実世界(我々が「居る」世界)を意味するための論理記号として使われることもある。

いくつかのロマンス語において、性別の入り混ざったグループや、性別がわからない場合に、男性形の「o」の代わりに中性として表わす「政治的に正しい代用綴り」として「@」が使われることがある。たとえば、ポルトガル語・スペイン語の「amigos」((男の)友人たち)は、男女の友人やすべての友人を表わすために「amig@s」とされることがある。この文字は、男性を表わす文字「o」と女性を表わす文字「a」の両方に似ているために使われている。これが有用であるか否かについては議論の余地がある。ポルトガル語・スペイン語では、文法上の男性は、実際の男も女も含んでいるのに対し、文法上の女性は実際の女性しか指さないからである。また、ほとんどの名詞には中性がない。中性への言語修正を主張する人たちの中には、文法上の男性を生物学上の性別指定要素として使うことは、女性たちを暗黙のうちに無視していると感じている人たちもいる。多くのポルトガル語・スペイン語の話者が、このアットマークの使い方をポルトガル語・スペイン語への冒涜であると考えている。これはむしろ文化的な帝国主義であると論じる人たちもいる。一般に、この構文は個人的、非公式文書でのみ使われており、発音は確定していない。別の表記方法としては、amigos/as、あるいは、両性を意味する重ね字としてアナーキズムのサークルA()を使うamigsがある。

たいていのROGUE系RPGゲーム(Angband やNetHack )では、 @ はプレーヤー・キャラクターを意味する。若干のROGUE系RPGゲームでは、@でどんな人間をも表わす。この使い方は、@が人の頭と肩を上から見た形に似ているためである。

「@」は、「ジョン・スミス@ジーン・スマイス」のように、ある人の固有名詞の後に別名を添えるためにも使われることがある(行方不明者についての記事、死亡記事、短い報告など)。

あいまい母音を表わす「ə」は多くのコンピューターでは扱いづらいため、代用として@が使われることもある。これは、ASCII IPAあるいはキルシェンバウムと呼ばれる国際表音文字体系で使われる。

スレッド形式のない電子掲示板で、@が返信を示すものとして使われることがある。たとえば、「@ Jane」でJaneのコメントへの返答という具合である。

ネット上の議論で、@を伝統的なサークルA()の代用として使うアナーキストもいる。

Leet(ハッカー語)では、文字Aの代わりに使われることが多い。

マダガスカル語の前置詞amin'ny(「~と」の意味)の省略形として、俗に@が使われることがある。

スウォッチ・インターネットタイム

スウォッチ・インターネットタイム(Swatch Internet Time)は、1998年に提唱された10進法の時間表示法で、スイスのスウォッチ社によって世界共通時の一つとして宣伝された。

時・分の代わりに、ビート(beats)という単位を使う。1日=1000ビート。1ビート=1分26.4秒。スウォッチ社本社のあるビールにおける午前0時(グリニッジ標準時+1)を基準とし、経過ビート数の前に「@」をつけて表示する。つまり「@248」等と表記する。

日本の午前0時は@666となる。

日本での用法

1996年、「ピピンアットマーク」というインターネット接続可能なゲーム機が販売されたが、まもなく消えた。

2002年に開始されたオンラインゲームFINAL FANTASY XIでは、日本人ユーザーが@を「あと」の意味で使うことがある。「あと経験値100でレベルが上がる」を「@100」、「リキャストまであと10秒」を「@10」などと表記する。また、知覚遮断魔法の効果切れのアナウンスとして、緊急であることを「@」のみで表わすこともある。(@/FF11用語辞典

2006年、エスクード社から「ふぃぎゅ@メイト」(ふぃぎゅアットメイト)というアダルトゲームが発売された。

現在の日本では、メールアドレスで使われるほか、「松永@自宅」など、場所を表わす意味での「at」として使われることもある。さらに、現在の状態を表わす言葉をつなげて、名前の一部のように使うこともある(例:「ケメ子@疲れた」)。

世界各国語での「@」の名称

アイスランド語
「at merkið(at記号)」、または、「at」を直訳して「hjá」という。
アゼルバイジャン語
英語の発音で「at」
アフリカーンス語[南アフリカ]
アフリカーンス語は南アフリカのオランダ人移住者の子孫が話す。アフリカーンス語では、@を「aapstert=サルの尾」と呼び始めたが、これはまた、馬鹿なミスをした人たちへの愛情表現でもある。アフリカーンスは非常にオランダ語に似ているが、オランダ語では@は「apestaart」とも呼ばれ、その意味はもちろん「サルの尾」で猿の尾という意味であることに注目。
アラブ語
アラブ語の様々な方言は、もちろんアラビア文字で書かれるが、英語・フランス語その他のヨーロッパ語とは非常に異なった文字である。@記号はアラビア語キーボードにはまったく存在せず、英語・アラビア語2カ国語コンピューター/ワープロのキーボードにある。なので、@がアラビア語で使われるのは唯一電子メールアドレスのみである。キーボード上にそんな記号があることにさえ気づかない人も多く、名称もついていない。アラブ語の電子メール送信者は、@を「at」と呼んだり、英語の「at」をアラビア語に訳した「fi」と呼んだりしている。しかし、ある人は「othon=耳」と呼んでいる。また別の人は単純に「a」とだけ呼んでいる。
イタリア語
イタリア人は@を「chiocciola(キオッチョラ=カタツムリ)」と呼び、ときには「a comerciale(商売のa)」と呼ぶ。「at(エット)」または「ad」と呼ぶこともある。
インドネシア語
インドネシア語では「et,a bundar(まるいA)」という。電子メールアドレスを言うときは、[uh=アー]と発音される。
英語
英語話者の中には@を「commercial-a(コマーシャルエー=商売のa)」とか「commercial-at(コマーシャルアット=商売のat)」と呼ぶ。また、以下のような呼び方も聞かれる。
  • 「mercantile symbol(マーチャンタイルシンボル=商売記号)」
  • 「commercial symbol(コマーシャルシンボル=商売記号)」
  • 「scroll」「scroll-a」(スクロール/スクロールエー=渦巻き)
  • 「arobase」(アロバーズ)
  • 「each」(イーチ=各)
  • 「about」(アバウト)
  • 「vortex」(ヴォーテックス=渦)
  • 「whorl」(ウォール=螺旋)
  • 「whirlpool」(ウォールプール=渦巻き)
  • 「cyclone」(サイクロン)
  • 「snail」(スネイル=カタツムリ/巻き貝)
  • 「schnable」(シュナーブル)
  • 「cabbage」(キャビッジ=キャベツ)
ヴェトナム語
北部では「còng(曲がったa)」、南部では「móc(フックのあるa)」という。
ウェールズ語
「malwen」または「malwoden」(カタツムリ)
ウクライナ語
通常「et(英語のat)」と呼ぶ。その他、「равлик(パヴリク=カタツムリ)」「слимачок(スリマチョク=小さいなめくじ)」「вухо(ヴホ=耳)」「песик(ペシク=子犬)」ともいう。
エスペラント語
電子メールの場合は「ĉe-signo」(メールアドレス内の@を読む場合はĉeと読む)、単価を意味する場合は「po-signo」、また「heliko」(カタツムリ)とも呼ぶ。
オランダ語
オランダ語話者の想像力は、この小さな記号のための名前を産み出すために時間を費やしまくったようである。もともとの名前は「een a met een slinger」(ぶら下がり付きのa)であったが、「apestaart」(サルの尻尾)、「apestaartje(エイプスタージュ)」「apenstaartje」(小猿の尻尾)とか、「slingeraap」(揺れているサル)と呼ばれるようになった。他にも名前がある。「a-krol」または「a-krul」(曲がったa)、「slinger-atje」(小さな揺れたa)、「apeklootje」(小さなサルのキンタマ)。オランダではほとんどすべての人が英語も話し、ますます多くの人々がオンラインに参加するようになっているので、英語の呼び方がじわじわと認識されるようになってきた。
カタロニア語[カタルーニャ(スペイン)]
たいていの人が「arrova」(アローバ)と呼んでいる(「rr」は巻き舌で、「v」は非常に柔らかい英語の「b」のように発音する)。スペイン語では、同じ記号と名前が重さの単位を示すのに使われている(1アローバ=およそ25USポンド、11kg)。多くのスペイン語同様、これはアラビア語起源である。
韓国語
「달팽이 dalphaengi(タルペンイ=カタツムリ)」「골뱅이 golbaeng-i (コルペンイ=サザエ)」「다슬기 daseulgi (タスルギ=カワニナ)」
広東語[香港]
最近まで大英帝国植民地であった香港におけるコンピューターやエレクトロニクス関連の名前は、英語のネイティブ・スピーカーに強い影響を受けている。香港では、ほとんどの人が英国や合衆国と同じように「the at sign(アットサイン)」と呼んでいる。
グリーンランド語
イヌイットは「aajusaq(aみたいなもの)」と呼ぶ。
クロアチア語
「manki」は英語のモンキーの音をそのまま借りたもの。クロアチア語でサルは「majmun」だが、これは@の呼び方としては使われない。
ギリシア語
現代ギリシア語では、「sto」という表現が使われている。これは英語の用語「a」の直訳である。また、マンガに登場するカモの姿に似ていることから「παπάκι(パパキ=子ガモ)」ともいう。
スイスドイツ語
通常「Affeschwanz(サルのしっぽ)」という。
スウェーデン語
スウェーデンのメール送信者は、最も多くの@の呼び名を持っている。「Svenska Spreknemnden(スウェーデン語委員会)」による公式用語としては「snabel-a(鼻のa、つまりゾウの鼻のついたa)」が推奨されており、これが最も一般的である。かつてこの委員会はもっとまじめな呼称「at-tecken(at記号)」を導入しようとしたが、それはまるで流行しなかった。もう一つ、スウェーデン語でよく聞かれる想像力豊かな名前としては「kanelbulle(カネルブッレ=シナモンロールの一種)」がある。他の候補:「apsvans(サルの尻尾)」「elefantora(ゾウの耳)」「kattfot(ネコの足)」「kattsvans(ネコの尻尾)」「kringla(クリングラ=プレッツェル)」
スペイン語
スペイン語では「arroba(アローバ)」と呼ばれる。この記号は同名の重さの単位を示すのに使われている(1アローバ=およそ25USポンド、11kg)。多くのスペイン語同様、これはアラビア語起源である。ワインや油の体積の単位でもあった。
スロヴァキア語(スロヴァキア共和国)
スロヴァキア語ではチェコ語同様、 @は「zavinac」(「ザーヴィナハ」と発音)である。その意味は「ロールモップ」すなわちいたニシンでピクルスやタマネギを巻いてマリネにしたオードブルのことである。
スロヴェニア語
スロヴェニア語においては「afna」である。おそらくこれはドイツ語からの借用語で、その用語の中でも「affenshwanz(サルの尻尾)」からとられたのだろう。スロヴェニア語における類似の単語「afna」は、「着飾りすぎ、メーキャップしすぎる女性」という意味である。
セルビア語
セルビア語ではいろいろな用語が使われる。「Majmun(サル)」がいくつかの語根となっている。この言葉はトルコ語からの借用語で、「мајмун(majmun=サル)」「majmunski rep(サルの尻尾)」「majmunsko-a(サルのa)」がある。また、「лудо А(ludo-a=狂った a)」「et(a)」は英語からの改造だ。
タイ語
タイ語には@の公式の名前がないが、「ai tua yiukyuiu(ちょろちょろ動く虫のような生き物)」と呼ぶ人もいる。
タガログ語(フィリピン)
「utong(ウトン=乳首)」。
チェコ語(チェコ共和国)
チェコ語で@は「zavinac」(「ザーヴィナハ」と発音)である。その意味は「ロールモップ」すなわちいたニシンでピクルスやタマネギを巻いてマリネにしたオードブルのことである。おそらくその形は、壷の中に詰め込まれたニシンの形を示している!
中国語(大陸)
「圈A(quan a=チュエンアー=丸いa)」「花a(hua a=ホアアー=花のa)」「猴头符(hou tou fu=ホウトウフー=サル頭記号)」「小老鼠(xiao lao shu=シャオラオシュー=小さなネズミ)」
中国語(台湾)
台湾の北京語で、@は「小老鼠(xiao lao shu=シャオラオシュー=小さなネズミ)」とか「老鼠號(lao shu hao=ラオシューハオ=ネズミ記号)」と呼ばれている。また「at號(at-hao=アットハオ=at記号)」とも呼ばれている。
デンマーク語
デンマーク語では「alfa-tegn」(アルファ記号)とも「snabel」(ゾウの鼻)とも呼ばれる。アルファ記号という方が正式な用法だが、電子メールアドレスを言うときはゾウの鼻の方がよく使われる。@記号は「grisehale」(ブタの尾)とも呼ばれることがある。
ドイツ語
ドイツ語で@はよく「Affenschwanz(アフェンツヴァンツ=サルの尻尾)」とか「Klammeraffe(クランメラッフェ=ぶら下がったサル)」と呼ばれる。これは動物学上の分類において、クモザルなどの南米のサルを呼ぶ名称でもある。「Ohr(オール=耳)」と呼ぶ人もいる。英語の「at」で呼ぶ場合もある。
トルコ語
トルコのメール送信者はたいてい@を「kulak(耳)」あるいは「Ohr(ドイツ語で、耳)」と呼ぶ。@を「at」と呼ぶことを提案している人もいる。これは音は同じだが、トルコ語では「馬」という意味になる。英語の「at」の発音そのままで「et」と書くこともある。「güzel a(美しいa)」「özel a(特別なa)」「salyangoz(カタツムリ)」「koç(雄羊)」「kuyruklu a(しっぽのあるa)」「çengelli a(フックのついたa)」ともいう。
日本語
日本語は外国語から単語を取り入れるが、通常それは日本語の発音になっている(例えば、英語の「baseball」は「ベースボール」となる)。日本の経理とコンピューターの関係者は、通常@を「atto maaku(アットマーク="at" mark)」と呼んでいる。一部では「ナルト」と呼ぶ人もいるようだ。
ノルウェー語
ノルウェー語で@は正式に「krøllalfa(曲がったアルファ)」と呼ばれている。変形の「alfakrøll」もよく使われる。「grisehale(ブタの尻尾)」とか「Snabel a(象の鼻のa)」も使われる。しかし、学会では英語の「at」が広く使われている。
バスク語
「bildua(まるまったa)」
ハンガリー語
ハンガリー人は電子メールのことをあまり高く評価していない。@記号を正式に「kukac(クーコッツ=長虫/ウジ虫)」と呼ぶことにしたからだ。
フィンランド語
もともと「taksamerkki(代金記号)」「yksikköhinnan merkki(単価)」であったが、もはや廃れてしまい、理解する人はいない。現在、フィンランド規格協会(SFS)によれば、公式には「ät-merkki」である。「at-merkki」とも書かれる。@を指すフィンランド語の単語の多くはネコ関連である。フィンランド語は見た目の形で記号を命名するのではなく、どのように聞こえるかで命名したのである。「kissanhäntä(ネコの尻尾)」に加えて、「miau」「miumau」「miuku」「miukumauku」はすべてフィンランドにおける「miau merkki」(にゃあマーク)である。フィンランドでの他の呼び名としては、「apinanhanta(サルの尻尾)」とか「hiirenhanta(ネズミの尻尾)」がある。「コンピューター人」たちの中には、英語の「at」を使う人もいる。
フェロー語
デンマーク・フェロー諸島の言葉で、「kurla(渦巻きのa)」「hjá(「at」)」「tranta」「snápila」(象の鼻のa)。
フランス語
フランス語で電子メールの@ は「arobase(アロバーズ)」または「arrobe」と呼ばれる。おそらくはスペイン語の「arroba(アロバ)」に由来するが、この単語には他の意味がない。これはこの記号のためだけの名前なのである。カナダのフランス語話者は、金額表示のときのみ「a commercial(ア・コマーシエル=商売のa )」と呼ぶこともある。「a enroule(グルグル巻きのa)」「a dans le rond(マルの中のa)」と呼ばれることもある。南フランスでは「escargot(エスカルゴ)」とか「petit escargot(小さいエスカルゴ)」と呼ばれることもある。
フリジア語(フリースランド、フリジア語島)
このゲルマン系言語は、北海のオランダ、ドイツ、デンマークの沖にあるフリジア諸島で話されている。フリジア語で@は「aapke(小さなサル)」とか「apesturtsje(小さなサルの尻尾)」と呼ばれる。
ブルガリア語
кльомба(クリオンバ、特に意味なし)」または「маймунско а(マイミュンスコ・ア=サルのa)」
ヘブライ語
ヘブライ語の口語では、「shtrudel(שטרודל=シュトルーデル=練り粉菓子)」。ヘブライ言語アカデミーによる規範表現では「krukhit(כרוכית)」で、シュトルーデルのヘブライ語である。また、 「shablul」または「shablool」(カタツムリ)とも呼ばれる。
ベラルーシ語
сьлімак(シリマク=らせん、カタツムリ)
ペルシア語
英語の「at」がそのまま使われている。
ポーランド語
ポーランドではメール送信者はたいてい@を「małpa(サル)」と呼ぶ。「małpka(小ザル)」「bałwanek(小さい雪だるま)」「kotek(小さなネコ)」「ucho s'wini(ブタの耳)」などの呼び名もある。
ポルトガル語
ポルトガル語ではスペイン語と同様「arroba(アローバ)」と呼ばれる。この記号は同名の重さの単位を示すのにも使われている(1アローバ=およそ25USポンド、11kg)。多くのスペイン語同様、これはアラビア語起源である。ブラジルでは牛もアローバ単位で取引されるが、1アローバはおよそ15kgである。
モールス符号
2004年、「AC」と続けた「・--・-・」が正式に「@」を指す符合として採用された。これは「commat」と呼ばれている(commercial atの略)。
ラトヴィア語
英語と同じように発音するが、ラトヴィアの「ア」は「e」と書かれるため、「et」と書かれることもある。
リトアニア語
リトアニア語での@の「公式」名は「商売のet」だが、たいていの人は「電子メール記号」(をリトアニア語で言ったもの)と呼んでいる。英語のatの直訳で「eta」ともいう。リトアニア人の電子メールユーザーの中には、@と&を混同して「ir」(そして)と呼ぶ人もいる。
ルクセンブルク語
かつて「Afeschwanz(サルのしっぽ)」と呼ばれていたが、今は英語と同じ「at」と呼ぶ。
ルーマニア語
「Coadă de maimuţă(サルのしっぽ)」または「a-rond」という。また、英語の「at」の直訳で「la」と呼ばれることもある。
ロシア語
ロシア語で@の「公式の」呼び名は「kommercheskoe(商売のa)」であるが、通常は「собака(sobaka=ソバカ=子犬、ワンちゃん)」と呼ばれる。他の用語:「obezjana[サル]」「pljushka(ロシアの粉菓子)」

プログラミング言語における@

Perl
Perlにおける配列の名前は「@ + 英字1文字」から始まり、それ以降は数字、英字およびアンダースコア (_) を用いることができる。大文字と小文字が区別されるため、@aと@Aは別のものとして扱われる。
  • @x = (1, 2, 3); ……@x に 1, 2, 3 をこの順序で代入 (数値)
  • @y = ("apple", "orange"); ……@y に apple と orange をこの順序で代入 (文字列)
  • @z = ($a, $b, $c); ……@z に $a, $b, $c をこの順序で代入 (変数)
Perl基礎入門 第3章 リストと配列
PHP
PHPにおける@はエラー制御演算子である。PHPの式の前に付けた場合、その式により生成されたエラーメッセージは無視される。
@演算子は、式でのみ動作する。
  • 値を得ることができるものの場合、@演算子を前に付けることが可能。例えば、変数、関数、include()コール、定数等の前にこの演算子をつけることができる。
  • 関数またはクラスの定義や ifやforeach 等のような 条件構造の前にこの演算子を付けることはできない。
PHP: エラー制御演算子 - PHP Manual
C#
文字列定数の前に「@」を付けたものは、「verbatim文字列」または「@-quoted文字列」と呼ばれる。
C#における文字列リテラルは "文字列の例" といったように「"」で囲んで表現する。
文字列リテラル中で「"」を使うためには、文字リテラル中の「'」と同様にエスケープシーケンスを使って "<a href=\"index.html\">" というように表現する。
また、@"\windows\system32\drivers\etc\hosts" というように、 '……' や "……" の前に「@」を付けると、「\」とそれに続く文字がエスケープシーケンスとはみなされず、普通に「\」記号として解釈される。
string s = "C#入門";                // 文字列リテラル
string x = "\uff9f\u0434\uff9f";    // Unicodeを直入力。 ゚д゚ ←これ。
string path = @"C:\windows\system"; // @-quoted string。 \ 記号がそのまま解釈される。
@-quoted 文字列の場合、複数行に渡る文章を書くこともできる。
string multiLineString =
@"@-quoted string では、
文章を複数行に渡って書くことができます。
";
Console.Write(multiLineString);
組込み型 (C# によるプログラミング入門)
C#プログラミングTips:文字列処理に関するヒント

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