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2007年7月11日 (水) 23:19時点における最新版
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女子十二楽坊~Beautiful Energy~は、女子十二楽坊の日本デビューアルバム。この一枚によって女子十二楽坊は一挙に日本のスターダムにのし上がった。
2003年7月24日発売。ミリオンセラーの日本デビューアルバム。1CD+1DVD。
曲目
- ディスク1(CD)
- 奇跡
- 最初の二曲は女子十二楽坊の代表的な曲といえる。「奇跡」は迫力のある曲。
- 自由
- マーラーをも彷彿とさせるトルコ音楽を元にしたメロディ。アップテンポでポップな感じが強い。
- 世界に一つだけの花
- 槇原敬之作曲・SMAPが歌っていた曲のカバー。
- 香格里拉
- シャングリラは、ジェームズ・ヒルトンのユートピア小説『失われた地平線』(1933年)に登場する架空の理想郷の名前。中国・雲南省中甸は香格里拉と名乗って観光誘致している。中国のユートピアといえば「桃源郷」だが、女子十二楽坊の演奏するこの曲ではそのイメージは弱く、もう少し西洋ファンタジー的な印象もある。隠された秘密の地、広がる悠久の空、という雰囲気。エンヤと共演希望(笑)
- 五拍 (Take Five)
- ジャズのスタンダード・ナンバー。あまり中国楽器に聞こえない。西部劇の居酒屋の場面で流れてもあまり違和感がなさそうだ。
- 川の流れのように
- 美空ひばり。この曲を聞けば日本人は泣く!と聞いてアルバムに入れたと王暁京が言ってます。川の流れというより「中国三千年・長江の流れのように」みたいに聞こえる(笑)。この曲を入れるのなら、もっと中華風アレンジのほうがいいような気も。
- 女児夢
- 冒頭に少し声が入ってます。癒し系というにはちょっと派手な音遣いですが、幻想的でいかにもチャイナという感じ。
- 阿拉木汗
- ポップなアレンジ。途中にメンバーがハモっている声が入っている。かわいらしくて元気のある曲。
- 汗というからチンギス・ハーンみたいに北方遊牧民族の君主のことかと思って、何だかイメージが違うなあと思っていたら、さにあらず、実は新疆民謡で、アラムハーンは伝説の美少女の名前らしい、とわかって納得。王洛賓の作詞作曲した「阿拉木汗」はこんな歌詞。
- アラムハーンはどんな娘?
- 太りもせず痩せてもいない
- 眉は三日月のよう、
- 腰は細い柳のよう、
- 小さな口はかわいらしく、
- 目を見れば身震いするよ
- アラムハーンはどこに住んでるの?
- トルファンの西360里
- あの娘のために夜中も眠らず、
- あの娘のために昼間はいつも咳払い、
- あの娘のために風雪もいとわず、
- あの娘のために靴底はいつもすり減ってる
- 劉三姐
- 何となく音色がぼわーんとした曲。独弦琴と竹笛が絶妙。
- 劉三姐は唐代の歌が上手な壮族の女性。山歌で暗に地主たちの悪事を暴露したために、山に薪を取りに行ったときに殺害されてしまう。それ以降、毎年三月三日の命日から三日間、山歌を歌うようになったという。この物語『劉三姐』は壮族の間で独自の方塊壮字で伝えられ、現在は歌劇・テレビ・映画としてよく取り上げられる。
- ラブストーリーは突然に
- 小田和正。テレビ出演のとき、聴き手の日本人より、演奏しているメンバーたちのほうがこの曲を演奏できてうれしそうな表情をしているように見えたのは気のせいか?(笑)もう少しきつめにチャイナアレンジしてあったほうが独自性が出てよかったかな。
- 山水
- 癒し系の曲ならこれ。NHK中国の旅みたいな番組でもBGMで出てきそうな感じの曲。前半はおとなしく、後半は少し派手になりますが、チャイナチャイナしていてなかなかいいですね。最初はタイトルどおり、まさに山水画風。中盤で街中に出て来て、だんだん賑やかなところになり、最後は雑伎団に見送られて終劇、という感じかな。
- 七拍
- 幽遠な感じのするゆったりした曲。でも、メリハリがきいている。現代中国の伝統と活力という印象が強い。
- 紫禁城
- 中国の歴史を感じさせる曲。三国志とかのBGMにもいい感じ。紫禁城は明・清両朝の宮城の呼称。南京の紫禁城は1373年明の太祖の造営。北京の紫禁城は、1420年成祖の造営。北京紫禁城の午門は歴史博物院、内廷は故宮博物院として公開されている。有名な天安門広場も紫禁城の門の前にある。
- 無詞 (No Words)
- これも中華風の癒し系のイメージ。おとなしく、印象に残りにくいが、繰り返し聞いても飽きがこない。西域の夜空が目に浮かぶのはなぜだろう?
- 地上の星
- 中島みゆきのカバー。このアレンジなら、ライブで聴くと迫力がありそうだ。
- 奇跡
- ディスク2(DVD)
- 自 由 (プロモーションビデオ)
- 気持ちよさそうに演奏しているのがいいですね。女子十二楽坊は、楽しんで演奏しているというのが一番の売りではないかな。
- 奇 跡 (ライブ映像)
- 2003年1月7日、北京でのライブから。CD一曲目より、ちょっとパーカッションが派手目。
- メンバー紹介映像
- 一人ずつのメンバー紹介です。それぞれのコメントは、プロフィールのコーナーに入れておきました。
- 自 由 (プロモーションビデオ)