ことのは十進分類法
提供: 閾ペディアことのは
ナビゲーションに移動検索に移動ことのは十進分類法(ことのはじっしんぶんるいほう、KDC)は、閾ペディアことのはで使われている記事内容分類法で、松永英明が作成している。
英語表記の Kotonoha Decimal Classification の頭文字をとって「KDC」と呼ばれる。
分類としては、日本の図書館において広範に使われている日本十進分類法を土台としながらも、独自の興味対象に合わせ、現代用語事典などの分類を参考にして大幅に改変したものである。
目次
沿革
- 2007年 2月 - ver 1.0が公開される
分類方法
分類に 0~9 の数字のみを用い、大から小に向かい順次10ずつの項目に分けるものである。基本的には 1~9 の九つに区分し、0 にはどれにも当てはまらないものを割り当てる。ただし、将来的に1~9で不足する場合は、ABC等のアルファベットを割り当てることも検討する。
もっとも大きな一次区分を「類」と呼び、0~9 の10種に分類される類目表を構成する。次の二次区分は「綱」と呼び、「類」の 0~9 それぞれが10ずつに区分けされ、すべて合わせて100種に分類される綱目表が構成される。更に次の三次区分は「目」と呼ばれ、綱目表のそれぞれを同様に各10種ずつに区分けして要目表が構成される。以下も同様にそれぞれを10ずつ細分化して分類する。
NDCとの違い
- 一冊の本に対して一つの記号が割り振られるNDCと違って、閾ペディアことのはの記事には複数の分類を割り当てることが可能である。したがって、非常に柔軟な運用となり、執筆時にどれか一つの分類を選ばなければならないといったプレッシャーがない。
- この分類とは別途、ジャンル横断的なカテゴリーを作ることができる。たとえば、「人名」というカテゴリーはこの十進分類法には含めなかった。NDCであれば「280 伝記」に含まれていたがそれぞれの人物にとって適切なジャンルに分類した上で、「人名」カテゴリーを見ればきちんと閲覧できるという仕組みである。
- 十進分類とは別のカテゴリーや「ポータル」ページを作成できるため、小カテゴリあるいは複数カテゴリを別途ピックアップすることができる。たとえば、portal:豆乳は830 食・飲み物に含まれるが、トップレベルプロジェクトとして扱うこともできる。あるいは、portal:華流は、230 音楽、240 映像、270 タレント・アイドルの中の中華圏関連を集めたものとなる。
ことのは十進分類法 KDC ver 1.0
これは2007年2月10日に作成され、細かい小分類はその後適宜追加される。
0類 総記
1類 情報・メディア
- 100 情報・メディア
- 110 情報科学
- 120 コンピューター
- 130 インターネット
- 140 通信・電話・ケータイ
- 150 出版
- 160 報道・ジャーナリズム
- 170 広告・宣伝
- 180 情報社会
- 190 著作権
2類 表現・創作
3類 地理
- 300 地理
4類 歴史
- 40 歴史
5類 人文科学・文化
- 500 人文科学・文化
6類 社会科学・商売
7類 自然科学・技術
8類 生活・健康
- 800 生活・健康