セスキテルペンアルコール類

セスキテルペンアルコール類は精油成分の一種。

化学的特徴

鎖状炭素骨格の炭素原子に水酸基-OHがついたもの。

語尾に「オール」がつく。

セスキテルペンアルコールは、15個の炭素分子（C₁₅）をもつ鎖状炭素骨格に水酸基-OHが結合。

その植物の特徴成分となるものが多い。

作用

• 抗菌作用、強壮作用、免疫力向上作用に優れている。

詳細

サンタロール

• サンダルウッドの特徴成分
• 抗ウィルス作用、強心作用

ネロリドール

• ネロリの特徴成分
• 抗マラリア活性、鎮静作用、ホルモン（エストロゲン）様作用

ビサボロール誘導体

• カモミール・ジャーマン
• 抗炎症作用、鎮痙攣作用、抗潰瘍作用

パチュリアルコール

• パチュリの特徴成分

ベチベロール

• ベチバー

精油成分

• モノテルペン炭化水素類
  • リモネン - δ-3-カレン - γ-テルピネン - α-ピネン
• セスキテルペン炭化水素類
  • カマズレン - サンタレン - パチュレン - β-カリオフィレン - ベチベン
• モノテルペンアルコール類
  • ゲラニオール - シトロネロール - テルピネン-4-オール - ネロール - メントール - ラバンジュロール - リナロール
• セスキテルペンアルコール類
  • ビサボロール誘導体 - サンタロール - ネロリドール - パチュリアルコール - ベチベロール
• ジテルペンアルコール類
  • スクラレオール
• フェノール類
  • オイゲノール - フェニルエチルアルコール
• アルデヒド類
  • シトラール - シトロネラール - クミンアルデヒド
• ケトン類
  • カンファー - メントン - ヌートカトン - cis-ジャスモン - ベチボン - ベチベロン -ダマスコン
• エステル類
  • 酢酸リナリル - 酢酸ベンジル - アンゲリカ酸エステル
• オキシド類
  • 1,8-シネオール
• ラクトン類
  • フロクマリン類（ベルガプテン）